メーガンがケイトの後ろに立つその真実と理由

ロイヤルファミリーの一員になることをいくらか想像してみても、楽しそうな羨ましいことしか思い浮かばない。ケイト・ミドルトンやウィリアム王子と人生を交換してみたいと思わない人など、この世に存在するのだろうか。しかし、ロイヤルファミリーとは、ヨーロッパ中を旅して、全身をケイト・スペードの服で着飾るばかりではない。ロイヤルファミリーには、守らねばならないしきたりが実に多く存在する。さらに、我々一般人には理解が到底及ばないようなものまである。先日、メーガンがヘンリー王子との婚姻により、サセックス公爵夫人として新たな肩書を得た。しかし、ロイヤルファミリーのライフスタイルに合わせるということは、我々の想像以上に難しい。

女王が食事を終えれば、食事はそこで終了

王室の礼儀作法によると、食事時間がどのように進むかは女王次第だ。女王が食事を終えれば、皿の上にどれだけ残っていようとも、誰もそれ以上食事を続けることはできない。王室の情報筋によると、女王は結構早く食事を終わらせる方だという。ということは、お腹が空いているのであれば、早く食べることに慣れておかなければならない。

メーガン・マークルのように王家に加わった新たなメンバーが、じきに慣れていかなければならない習慣だと言える。それがたとえテーブルについている他の人にとって公平とは言えなかったとしても、これが女王なのだ。女王が食事時間を決めるというのであれば、仰せのままに、となるのも当然のことだろう。

花嫁のブーケには必ずギンバイカを

写真提供: Hugo Burnand/Pool/Tim Graham Picture Library/Getty Images
写真提供: Hugo Burnand/Pool/Tim Graham Picture Library/Getty Images

ケイト・ミドルトンとウィリアム王子の結婚式に夢中になっていたなら、彼女が持っていたブーケにギンバイカ(銀梅花)が多く使われていたことに気づいただろうか?この伝統はヴィクトリア女王がブーケにギンバイカを使用し、庭に植えて育てたことから、代々王室ウェディングに引き継がれている。そう、王室の花嫁はみんなこの伝統を引き継がなければならないのだ。そして、使われるギンバイカはヴィクトリア女王の庭からカットしたものだという。

おまけに、ギンバイカは愛や結婚を意味しているため、晴れやかな結婚式のブーケにこれ以上にふさわしいものもない。もちろん、メーガンのブーケにも、かつてダイアナ妃が好んでいたワスレナグサに加え、ギンバイカが使われていた。

移動中や公衆の面前ではイチャイチャしない

ケイトとウィリアム王子が2人揃って公の場に姿を現すときに注意してみると、結婚してからは特に、カメラの前でイチャイチャしていないことに気づくだろう。王室のしきたりに、公衆の面前でいちゃつくことを禁ずるしきたりがあるためだ。そのため、ロイヤルファミリーは常に気品をもって公の場に出ている。

これは女王が自ら始めたもので、それ以降、王室のしきたりとなっている。しかしながら、メーガンとハリー王子は公衆の面前でも手を繋いだりして愛情表現を示している。ただ、これは彼らが結婚する前だったと言われている。結婚後にはもうこうしたことは見られないはずだ。

ロイヤルファミリーはモノポリーをしない

このしきたりは国民(または女王)を不快にするというよりは、ロイヤルファミリー内の平和を維持するためのものだ。アンドルー王子がかつてインタビューに応じて、ロイヤルファミリーはモノポリーをしない、その理由は勝とうとすると「意地が悪くなりすぎる」からだという。これには少し納得できる。というのも、結局のところ、ロイヤルファミリーはとても競争心が強いのだ。ただ、ジョージ王子やシャーロット王女(それから生まれてくる第三子)が、家族の集まりや休暇にみんなが家族で遊ぶこのゲームをせずに育つのは少し残念だが。

みんなが互いに意地悪くならずに遊べるボードゲームもあるかもしれない。もしロイヤルファミリーが何かみんなで遊べるゲームを探しているのなら、「オペレーション」などはいいかもしれない。

移動するときには荷物に喪服を入れておくこと

このしきたりに関しては、少し恐ろしくもあるが、よくよく考えてみると必要なことだ。移動中にロイヤルファミリーの誰かが、または官僚が万が一死亡するといったことがあっても、全身黒ずくめの洋服を持っていれば、故人に追悼の意を示せるからだ。

これは実に悲しいしきたりではあるものの、実用的である面を考えると異議も唱えられない。考えてみてほしい、ロイヤルファミリーにとって、イギリスにとって誰か重要な人が亡くなったにもかかわらず、ケイトとウィリアム王子が明るい服を着て、外交先から戻ってきたら、顰蹙を買うだろう。やはり黒い服は常に持参していなければならない。

ロイヤルファミリーは貝類を食べない

これも食べ物に関するしきたりだ。ただ、これは女王陛下が決めたものではない。このしきたりは実用的なものだ。移動先では特に守らなければならない。ロイヤルファミリーは家から離れているときに、食中毒の危険性を考慮して、絶対に貝類を口にしてはいけない。外交先でホテルのトイレに頭を突っ込んでいるために、王室メンバーとして義務が果たせないなんて、これ以上に悪いことがあるだろうか。

移動中には、ロイヤルファミリーは生肉や水道水なども避けなければならない。この2つは言わずとも知れた、食中毒の主な原因になるからだ。用心するに越したことはない。そして、これは我々一般人にとっても、外国にいるときなどには気をつけた方が良いポイントだろう。

ニンニクも…

メーガン・マークルは王子様との結婚を夢見る少女にとって、羨ましいシンデレラかもしれないが、このしきたりは我々には信じがたい。チャールズ皇太子の妻でコーンウォール公爵夫人カミラは、マスターシェフ・オーストラリアに出演した際に、ニンニクはご法度だと述べていた。

これは世間話などで息がくさいことで恥ずかしい思いをしないようにということだろうが、メーガンにとってこれは特につらいものかもしれない。というのも、メーガンは自称美食家だからだ。ただ、プリンセスという肩書と、煌びやかな宝石を身につけられることを思えば、このくらい、大したことではないと思えるかもしれないが。

王位継承者は他の王位継承者と同じ飛行機に乗ってはならない

イギリスのロイヤルファミリーであると同時に、王位継承者には大きなプレッシャーがある…そして常に最悪の事態を想定して、代替案が用意されている。しきたりによれば、ロイヤルファミリーの一員は、他の王位継承者と同じ飛行機に乗ってはならない。万が一、最悪の事態で飛行機が墜落したときのために。

しかしながら、ウィリアム王子は子ども達(特にジョージ王子)といつも同じ飛行機に乗って、このしきたりを破っている。以前、ウィリアム王子は子ども達なしで飛行機に乗ることはない、と宣言している。そのため、今後もこれが変わることはないだろう。ウィリアム王子は移動するときには家族で、と考えている。

ジョージ王子は長ズボンを履かない

ジョージ王子が長ズボンを履いている写真がないことにお気づきだろうか。ジョージ王子はいつも半ズボンを履いている。これは母親のケイトがその日の着替えを用意するときの服装の好みというわけではなく、実は階級を表している。少年は半ズボンを履くものとされているためだ。イギリスでは長ズボンは成人男性の服だと考えられているため、もう少し大きくなるまでは長ズボンを履かないことになっている。

寒い季節に半ズボンでは寒くないのだろうかと少し心配になる。しかしながら、このしきたりは、まもなくジョージ王子には当てはまらなくなるだろう。というのも、ジョージ王子が8歳になれば、長ズボンを履き始めることができるようだ。ジョージ王子、ご心配なく。じきにあったかい格好ができるようになりますよ。

なぜメーガンとハリー王子の子どもは王子・王女とならないのか

写真提供: Chris Jackson – WPA Pool/Getty Images
写真提供: Chris Jackson – WPA Pool/Getty Images

公爵と公爵夫人がご懐妊について発表したとき、生まれてくる子どもが王子や王女と呼ばれることになるのだろうと、多くの人が予想したことだろう。しかしながら、そうはならなかった。2019年の春にメーガンとハリー王子の赤ちゃんが誕生しても、その子は王子や王女とは呼ばれないのだ。ただし、女王が王子または王女とする、と決めれば別の話なのだが。

これは、生まれる子どもの王位継承順位が7位となるためで、王子や王女と呼ばれるには順位が下すぎるというのがその理由だ。君主の男子直系の孫に限り、称号が自動的に王子や王女となる。その代わり、子どもが男の子であればダンバートン伯爵、女の子であればレディー(名前)・マウントバッテン=ウィンザーとなる。

メーガン・マークルはなぜケイト・ミドルトンの後ろに立ったのか

写真提供: Max Mumby/Indigo/Getty Images

メーガン・マークルのファンで、王室のしきたりを理解していない人は、女王のお誕生日を祝う軍旗敬礼分列式で彼女が初めて公式の場に姿を現したときに、ケイト・ミドルトンの後ろに立っているのを見て驚いたことだろう。

サセックス公爵夫人は義理の姉であるケイト・ミドルトンの後ろに立っていたが、これはこの手のイベントには序列があるためだ。ウィリアム王子が年長であることから、年上の兄弟をはじめとし、その夫人、という順番である。

イギリスの合意なきEU離脱に備え、女王の避難計画が浮上

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Ray Collins – WPA Pool/Getty Images
Ray Collins – WPA Pool/Getty Images

2019年2月、イギリス政府は3月のイギリスの合意なきEU離脱のために暴動が発生する事態を想定して、女王やその他ロイヤルファミリーの王位継承上位者を避難させる計画を発表した。この避難計画は元々、かつて冷戦中にロイヤルファミリーを救助すべく作成されたものであるが、現在の状況に合わせて改訂されている。

イギリスの合意なき欧州連合離脱によるリスクは、正式な「離脱」日が近づくにつれて高まっている。暴動の発生に備えて、女王陛下とフィリップ王配は、他のロイヤルファミリーらと共に国外の「非公開の場所」に避難すると見られている。

ティアラの着用は午後6時以降のみ

日中での公的な催しに出席しているときに、ケイトや女王がなぜティアラを着用していないのか不思議に思ったことはないだろうか。その理由はこうだ。ティアラはフォーマルな場でのみ着用することになっており、日中身につけると、かしこまりすぎる印象となる。そのためティアラに着用は午後6時以降のみとなっている。それまでの時間は、女性は帽子を被ることが許可されている(実際、ケイトも女王もよく着用している)。

ティアラが結婚した女性のみが身につけることを許されるため、メーガンは結婚式の日にティアラを受け取った。これはその女性がすでに誰かのものである、ということを意味している。このしきたりが世界中に適用されたらいいのに!世界中の女性が日々の中でゴージャスな気持ちを味わえることだろう。

クリスマスの日にプレゼントを開けない

ジョージ王子やシャーロット王女は、ほとんどの子ども達が夢見るような生活をしているが、1つだけ、他の子ども達と違う点がある。それは、サンタクロースからのプレゼントをクリスマス当日の朝に開けられないということだ。その代わり、クリスマスイブに家族で様々な伝統に参加し、プレゼントを交換する。そしてみんながお茶の時間に赤の応接室に引き下がると、プレゼントがそれぞれのために置かれているのだとか。

たいてい家族でのプレゼント交換用には、少しおちゃめなものを選ぶそうで、ケイト・ミドルトンはかつてハリー王子に「自分で彼女を育てる」キットを送ったことがある様子。ハリー王子には今はメーガンがいるため、もうそれは必要ないだろう。

女王に背を向けてはならない

こうしたしきたりの多くは、女王陛下を中心としたものだ。なぜって、それは「女王陛下」だからだ。しきたりには、女王に決して背を向けてはならない、というものもある。そして、これは社会的な交流すべてにおいて、女王が優位な立場にあることを示している。たとえば、最初に場から立ち去るのは必ず女王陛下でなければならないため(これは出席したくないようなパーティーでは便利だろう)、女王陛下の周りの人々すべては、このエチケットに従わなければならない。

また、女王陛下が話しかけるまで、女王陛下に話しかけてはいけない。そして、いかなる場合にも、女王陛下に触れるようなことがあってもならない。ミシェル・オバマは女王陛下と写真を撮影する際に、腕を女王陛下の背中に回してこのしきたりを破ったが、幸いにも、これが国際的な騒動に発展することはなかった。

女王には運転免許証など要らない

さらに、女王であることの特権の1つとして、女王陛下はイギリス国内で唯一、運転免許証がなくても運転することができるというものがある。つまり、女王はテストを受けなくてもいいのだ。また、女王は自身の車にナンバープレートを付けなくてもいい。こうした女王の生活上の特権は、「王の特権」と呼ばれている。

女王としての任務を遂行するにあたって抱えているプレッシャーは相当なものだと察するにあまりあるものの、あちこちで女王には特権があるようだ。たとえば、パーティー会場から最初に出て、運転免許証やナンバープレート、身分証などなくても運転して帰ることができるといったように。時には女王でいることも、悪くないのかもしれない。

女性は膝を閉じて座るべし

「ダッチェス・スラント」という言葉を聞いたことがあるだろうか。面白いことに、ロイヤルファミリーの女性の座ったときの姿勢は1つだけと決まっている。常に膝を閉じることだ。女性は足首のところで足を交差させても良いし、単に膝を閉じたまま斜めに流すようにして座っても良い。これは慎み深さをあらわしているのだが、ロイヤルファミリーの女性がドレスやスカートをよく着用していることを考えると納得だ。こうした女性が足を交差して下着が見えてしまうことを防ぐことは非常に重要なことなのだ。

映画「プリティ・プリンセス」で、ジェノヴィアで初めてお披露目となる前に、女王がミア王女にこの重要な作法を教えていたのを覚えているだろうか。これはそれほど重要とされる作法なのだ。

あごの位置にも気をつけること

さて、この極めて重要なダッチェス・スラントを習得したロイヤルファミリーの女性は、次にあごの位置について学ばなければならない。そう、これも彼女らが従わなければならない本当のしきたりなのだ。首からあごにかけてのラインは常に地面に平行に保つこと。これは国民に対する印象を良いものにするためのしきたりだ。あごのを下に引きすぎると、自信がなさげに見えてしまう。ロイヤルファミリーは国民が尊敬する人物でなければならないが、自信がなさげに見えると、どうも心もとない。

逆にあごの位置が高すぎると、高慢な印象を与えてしまう。自分達が他の人より優れていると思っているのではないかと勘ぐられてしまう。気品をもって、真っ直ぐに顔を上げておくと、率直で優しいという印象を残すのに最適なのだ。要はボディランゲージがすべてなのだ。これは我々にとっても新しい人との出会いややり取りが発生する場で取り入れるべきレッスンかもしれない。

ニックネームは使わない

ケイト・ミドルトンとニックネームで呼んではいるものの(彼女の本当の名前はキャサリンなのだから)、ロイヤルファミリーにおいては、特に結婚してロイヤルファミリーの一員となったからには、これはタブーである。ここまででお気づきのように、ロイヤルファミリーは名前も含め、どうもフォーマルなのがお好きらしい。そして、結婚してロイヤルファミリーの一員となったときに、新しい名前を授けられる。

たとえば、ケイトの正式な称号はキャサリン・エリザベス・マウントバッテン=ウィンザーで、正式にはキャサリンだとか、ケンブリッジ公爵夫人となる。メーガンの名前はレイチェルだが、彼女はサセックス公爵夫人のメーガンと呼ばれることになるだろう。

女王のカバンの秘密

さて、女王が公の場で困ったときに使える暗号は他にもあるようだ。この暗号は誰もを羨ましがらせるに違いない。女王陛下のお付きの者は、常に女王のカバンの位置に目を光らせなければならないらしい。なぜなら、そのカバンの位置がすべてを語っているからだ。女王が右手にカバンをかけると、女王は現在行われている会話を終えようとしていることを示し、お付きの者にそばに来てうやうやしく女王陛下を連れていってほしいという合図なのだ。

食事中にカバンをテーブルの上に置いた場合には、その食事の終わり(どっちにしろ彼女にとっては食事が終わったということ)を意味し、テーブルについている他の人は5分以内に食事を終えなければならない。我々にこんな強大な力があったとしたら、どうだろうか。

ロイヤルファミリーはサインをしない

ロイヤルファミリーの一員と万が一会うことができても、サインをもらおうなどとは思わない方がいい。サインが不正に使用されることのないように、ロイヤルファミリーはサインすることを禁じられている。ファンにとっては残念極まりないが、至極合理的な理由だと言える。これに関して言えば、ロイヤルファミリーはセルフィ―(自撮り)もしない。そしてこれは最近決められたしきたりだ。

女王と同じく、ロイヤルファミリーは背を向けられることを好まない。そして自撮りをしようとすると、どうしてもこれは避けられない。それよりも、ロイヤルファミリーは会話するときにはアイコンタクトを取って、心からの関係を築くために会話に時間を使いたいと望んでいるようだ。

ロイヤルファミリーは投票しない

アメリカでは選挙において、政治家が自身に投票することは一般的だ。しかしながら、イギリスにおいては、これはタブーであり、選挙に向かうこと自体がいけないこととされている。ロイヤルファミリーの投票行為は「違憲」であるばかりか、本来の目的である、国民と繋がることの妨げとなる。

ある特定の問題について、ロイヤルファミリーが自身のスタンスを明らかにすることは、特定の層の人々を遠ざけるリスクがあり、それこそまさにロイヤルファミリーが恐れていることなのだ。そのため意見を公にせず、問題について中立の立場を取り、票を投じないことによって、意見を同じくする人々だけでなく、すべての人々の意見に共感することができる。

贈られるプレゼントはすべて受け取るべし

ロイヤルファミリーはよくプレゼントが贈られる。それはロイヤルファミリーを熱愛する国民からだけではなく、外交先で外交官や政治家から贈られることもある。ロイヤルファミリーは贈られたプレゼントすべてを受け取らなければならない。もちろん、食べ物を除いて(上記にもあったように食中毒のリスクがあるため)。ただし、ここに落とし穴がある。ロイヤルファミリーに贈られたプレゼントは正式には女王のものとなるのだ。その後、女王がそれらのプレゼントを誰に下賜するかを決めるのだ。

こうしたしきたりや、運転に関する決まりごと、すべての食事や社交の場や会話を終了させるタイミングを女王が決めるという事実からも、女王であることがどれほど特別なことか分かったはずだ。女王という立場を代わりたいなどと思うことがあるだろうか?

なぜケイトはティアラを身につけられるのに、ユージーン王女とメーガンはティアラを身につけられないのか

写真提供: Max Mumby/Indigo/Getty Images
写真提供: Max Mumby/Indigo/Getty Images

ロイヤルファミリーにこれから加わろうとしている人が楽しみにしていることと言えば、ロイヤルファミリーが所有する煌びやかな宝石の数々を身につけられることかもしれない。エリザベス女王は世界でも最も美しく、歴史的な価値の高い宝石コレクションを所有しており、その時々に応じてロイヤルファミリーに貸している。これまでにケイト・ミドルトンも何度か宝石をお借りしている。

ユージーン王女は、ある宝石、つまりティアラを身につけるにはもう少し待たなければならない。イギリスの風習によると、未婚のロイヤルファミリーはティアラを身につけてはならないのだ。それがたとえ、ロイヤルファミリーに生まれついての王女だとしても。王室のマナーに精通している、グランド・ハロルドによると、ティアラは「すでに誰かのものであり、夫となる人を探していないというステータス」だという。

女王陛下の配偶者は数歩後ろを歩くべし

写真提供: Staff/Mirrorpix/Getty Images
写真提供: Staff/Mirrorpix/Getty Images

フィリップ王配はエリザベスII世と結婚したが、だからといって妻と同じ身分となれるわけではない。イギリスの優位順によると、王配は女王の数歩後ろを下がって歩かなければならないという。この決まりは、特にフォーマルな場や公式晩さん会において重要だ。女王は、君主として、常に誰よりも先を歩くものだ。

エディンバラ公は単に配偶者であるだけなので、女王陛下の後ろを歩く。当初、王位継承者としてのウェールズ公の方がエディンバラ公よりもその身分は上だったが、女王はエディンバラ公がロイヤルファミリーのどの王子よりも身分が上だとする書簡を出した。ただし、議会によってウェールズ公に特別規定が適用される場合を除く。

女王陛下が立てば、みんな立ちあがること

写真提供: Getty Images
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もしあなたがロイヤルファミリーの一員で、女王陛下が突如として立ち上がった場合、すぐに続いて立ち上がらなければならない。これは21世紀に入ってもなお続いている、長年の王室の慣習だ。これは実際、ロイヤルファミリーの一員ではなくとも、極めて一般的な慣習だと言える。

おそらく、歩くことから立ち上がることまで、さらにはそれ以上のことについて女王が決めているということを聞いても、何も驚くことはないだろう。女王陛下に謁見する機会があれば、どうすればいいか迷うかもしれないが、最も確実なのは、同じ部屋にいる他の人がすることを真似ることだろう。

赤ちゃんの性別は生まれるまで秘密にする

写真提供: Jayne Fincher/Princess Diana Archive/Getty Images
写真提供: Jayne Fincher/Princess Diana Archive/Getty Images

ロイヤルファミリーの一員が妊娠中に赤ちゃんの性別が分かったとしても、好奇の目からは隠し通さなければならない。ロイヤルファミリーの赤ちゃんの性別は賭け事の対象となり、国民が賭けることができるのだ。多くの人々は、王女または女王が男の子なのか女の子なのかを予想しながら選んだ服の色を見ることを楽しみにしている。

これは厳しいしきたりなのか、単にロイヤルファミリーが常に従ってきた伝統なのかは、分からない。いずれにせよ、プレッシャーは大きい。

晩さん会での女王の会話は慎重に練られている

写真提供: Tony Lewis/Getty Images
写真提供: Tony Lewis/Getty Images

エリザベスII世が晩さん会で席についたときの会話というのは、隣の席に誰が座っているのかによって、慎重に選ばれている。食事が始まると、女王は常に右手に着席している人に話しかける。二品目を食しながら、次に左隣の人に話しかける。

ロイヤルファミリーには、食事の場において、女王を中心とするしきたりがたくさんあるが、これは女王陛下も公式晩さん会などで従わなければならないしきたりの1つだ。

ロイヤルファミリーはフォーマルなイベントで帽子を被るべし

写真提供: DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images
写真提供: DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images

ロイヤルファミリーは公の場で帽子を被ることが許可されていると前述したが、フォーマルなイベントにおいては、むしろ帽子を被らなければならないという決まりになっている。ロイヤルファミリーが出席しているフォーマルなイベントでは、とても洗練されたデザインの帽子を見ることができるだろう。

イギリスの女性は1950年代まで公の場で髪を見せることは滅多になかった。そしてロイヤルファミリーは古くから続く伝統を守っていることで知られている。帽子はイギリスの生活において、基本的な社会構造を成す一部だと見なされている。

バッキンガム宮殿ではニンニク禁止

Photo by Anwar Hussein/Getty Images
Photo by Anwar Hussein/Getty Images

先述したように、ニンニクについては、エリザベスII世が始めたロイヤルファミリーの決まりごともある。女王陛下はニンニクが嫌いで、ニンニクを見たくもないのだという。これによって、王室の料理人は伝統的にニンニクを使う料理にも代用品を使わなければならないため、面白い料理が生まれたこともあっただろう。

元王室料理人のダレン・マグレイディは、女王の料理には玉ねぎもほんの少量しか使えず、肉は十分に焼いたものが出されることを明かしている。ロイヤルファミリーは、ニンニクを食べることは許されているが、女王がいる場では食べられない。

ロイヤルファミリーは英語以外にも言語を習得するべし

写真提供: ADRIAN DENNIS/AFP/Getty Images
写真提供: ADRIAN DENNIS/AFP/Getty Images

ジョージ王子がとても小さいうちからスペイン語で数を覚えていることを知って、世間はとても驚いていた。これは単に家庭教師がついた賢い子ということではなく、ロイヤルファミリーのしきたりにおいて、少なくとも英語の他にもう一つ言語を習得しなければならないのだ。エリザベス女王はフランス語を話すし、ウィリアム王子はそこそこのフランス語とウェールズ語を話し、チャールズ皇太子はドイツ語を話す。

世界がロイヤルファミリーに注目し、多くのゲストが王室のイベントに出席する中で、彼らが他の言語を習得するというのも当然のことだろう。

女王の衣装は明るい色で

写真提供: Arthur Edwards – WPA Pool/Getty Images
写真提供: Arthur Edwards – WPA Pool/Getty Images

エリザベスII世が公の場に姿を見せるときには、衣装は明るい色のものでなければならない。これは単にファッションの観点からというだけではなく、誰もが女王陛下をすぐに見つけ出せるためだ。女王の義理の娘であるウェセックス伯爵夫人のソフィーは、ドキュメンタリー「The Queen at 90」で、女王の衣装の理由についてこう明かしている。

「女王陛下がどこかに姿を現すと、そこに2人、3人、4人、10人、15人と人が集まります。そして女王陛下が通り過ぎられるときに、お帽子の端っこでも少し見ることができたらと思う人もいらっしゃるのです」

晩さん会は常に正装する

写真提供: ANTTI AIMO-KOIVISTO/AFP/Getty Images
写真提供: ANTTI AIMO-KOIVISTO/AFP/Getty Images

晩さん会はロイヤルファミリーにとって、とても改まった席であり、その場にふさわしい装いで出席することになっている。これは何もロイヤルファミリーに限ったことではない。Tシャツにジーンズといった格好では、二度とこうした晩さん会に招かれることはないだろう。

ロイヤルファミリーはこのエチケットと王室のしきたりを合わせ、ロイヤルファミリーの既婚女性は午後6時以降の晩さん会にはティアラを身につけなければならない、としている。少し馬鹿げたように思われるかもしれないが、ロイヤルファミリーは常にカメラに追われ、常に威厳のある立ち振る舞いが求められているのだ。

女王への挨拶には厳しいきまりがある

写真提供: Hulton Archive/Getty Images
写真提供: Hulton Archive/Getty Images

一般人であればイギリス女王に謁見するときにおじぎをすることは周知の事実だが、女王自身の家族もまた、同じようにおじぎをしなければならないことをご存知だろうか。男性のロイヤルファミリーであれば頭を下げ、女性であれば膝をまげておじぎをする。自分の家族におじぎをすることを想像してみてほしい。

プライベートでも同じことが求められるのかは不明だが、公の場においては慣習となっている。

婚姻には承認が必要

写真提供: Karwai Tang/WireImage
写真提供: Karwai Tang/WireImage

これは単に礼儀の問題だけではない。1772年王室婚姻法という法律があり、これによれば、王族の子孫はプロポーズの前に君主(現在は女王陛下)の承認を求めなければならない。

王家の血筋ではないケイト・ミドルトン、アメリカ人のメーガン・マークルは、エリザベスII世の祝福を受けるために、良い印象を残したに違いない。もちろん、承認が得られたからといって、すべてのロイヤルファミリーの婚姻がめでたしめでたしと終わるわけではないが。

ティアラは正しい角度で被るべし

写真提供: Fred Duval/FilmMagic
写真提供: Fred Duval/FilmMagic

さて、ティアラには様々なしきたりがあることにお気づきだろう。ロイヤルファミリーの既婚女性は、正しくティアラを身につけなければならない。伝統的には、ティアラは頭のやや前寄りに被るものだ。

最近では、ティアラは少し頭の後ろ寄り、ちょうど45度の角度となるように被られている。しかし、この角度ではティアラに施されている宝石を見せるのに一苦労しそうではあるが。

世間から受けるイメージのためにも、身だしなみを常に整えておくべし

写真提供: PATRIK STOLLARZ/AFP/Getty Images
写真提供: PATRIK STOLLARZ/AFP/Getty Images

ロイヤルファミリーは常に王族としてふさわしく、堂々として見えなければならない。ケイト・ミドルトンはロイヤルファミリーとなる前から行きつけにしている美容院に現在も通っているが、週に3回も髪のセットに行っている。

これを真似しようと思うと、およそ年間1万ドルかかるだろう。ドレスコードからメイクやヘアカットまで、ロイヤルファミリーは常に身だしなみを整えていなければならない。もちろん、子どもらも同じように身だしなみを整えなければならない。

ナイフとフォークの位置に注意

写真提供: TOBY MELVILLE/AFP/Getty Images
写真提供: TOBY MELVILLE/AFP/Getty Images

晩さん会でロイヤルファミリーが皿を下げさせるには、守らなければならないマナーがある。ナイフとフォークを交差させることで、王室スタッフは皿を下げてはならないことを理解する。

ロイヤルファミリーが食べ終えたという合図は、ナイフとフォークの柄(え)を皿の右下に向け、斜めに置くことになっている。

ティーカップにも決まった持ち方が

写真提供: Anwar Hussein / Getty Images
写真提供: Anwar Hussein / Getty Images

すでにお察しのとおり、ロイヤルファミリーはマナーに関して守らなければならないしきたりが多い。決まりごとは非常に細かいが、お茶の時間でさえ、例外ではない。ロイヤルファミリーはティーカップの持ち手を人差し指と親指でつまみ、中指でカップの底を支えるようにして持たなければならない。

イギリスではロイヤルファミリーになった気分を味わおうと、このエチケットを多くの人が真似しているが、アメリカではこうした飲み方をしている人はそういない。

女王のカバンには暗号のカギが

写真提供: DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images
写真提供: DANIEL LEAL-OLIVAS/AFP/Getty Images

エリザベスII世には、スタッフや家族に特定の行動を促す暗号がいくつかある。女王が食事を終えたときに、カバンをテーブルの上に置く、といったように。この場合には、テーブルについている他の人は5分以内に食事を終えなければならない。

女王がカバンを床の上に置いたとき、これは話が終わったことを意味し、女官に話をうまく終わらせるように促す合図だ。我々には解読できない暗号もまだ他にあるだろうが、こうした暗号は女王が頻繁に使っているため、よく知られている。