現代技術を一切使用しない宗教集団アーミッシュとは

あなたは、アーミッシュを知っているだろうか。彼らは、アメリカやカナダに住む人々で、現代的テクノロジーを使わずして、質素に暮らすことを望む宗教集団である。電化製品もない中で自給自足の生活をしている彼らは、服装を始め、その独特な慣習が有名だ。

しかし、部外者からすれば、アーミッシュは完全に理解することができない謎めいたコミュニティに暮らしているように見える。彼らのライフスタイルは、一体どのようなものなのだろうか。その隠された彼らの生活の事実にきっと驚くことになるだろう。

アーミッシュは独特の言語を使う

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アーミッシュの人々は英語を話すこともあるが、実際には自分達だけが使う独特の言語が存在する。その言語はアーミッシュ語、低地ドイツ語、またはペンシルベニアダッチ(ペンシルベニアオランダ語)と呼ばれているが、オランダで話されるオランダ語とは全く異なる。実際、その言語の起源はドイツ語にある。

この言語は、元々は初めてペンシルベニアに入植したドイツ語圏の移住者によって話されていたものだが、一握りの入植者だけが話していたのではなく、ペンシルベニア中で広く使われていた。一時期は、ペンシルベニア州の人口の半数がペンシルベニアダッチを話していたほどだが、現在はアーミッシュ以外でこの言語を話す人を見つけるのは至難の業だろう。

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アーミッシュ社会でも薬物問題は起こっている

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ほとんどのアーミッシュが薬物との関わりを持たないからといって、全員が薬物を使用しないというわけではない。1999年、2人のアーミッシュの男性が逮捕され、A級薬物の運搬を共謀した罪で有罪判決を受けている。A級薬物には、ヘロイン、コカイン、エクスタシー等、中毒性の最も高い薬物が含まれる。

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2人の男は、1,000万円相当の薬物売買を1992年から1998年にかけて行っており、中でも問題だったのは、この2人が薬物を主にアーミッシュの若者に販売していたことだった。2人は結局、アーミッシュの麻薬組織の一員として処罰を受けている。

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アーミッシュはすべてのテクノロジーを拒絶しているわけではない

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アーミッシュの社会では、一般的に農作物に手作りの道具を使用する傾向にあるが、すべての現代テクノロジーを拒絶しているわけではない。どの程度までテクノロジーを受け入れるかは、属するアーミッシュ・コミュニティによって異なる(全米でおよそ40ほどのアーミッシュ・コミュニティが存在している)。一般的に信じられていることとは裏腹に、アーミッシュの人々は新しいテクノロジーを熟考した上で使用している。新たなテクノロジーについては熟考を重ねた上、生活に加えても良しとしたものだけを取り入れている。

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たとえば、ランカスターに住むアーミッシュの男性は自身の留守番電話を1日に4度確認し、プロパンガスで動くフォークリフトを自身の店で使っていることを認めている。また、牛乳を保管するために冷蔵庫を使用している。そうかと思えば、他のアーミッシュ・コミュニティではまったくと言っていいほどに現代テクノロジーを使っていない。アーミッシュ社会では一般的に電気を使用しているものの、家に送電するための電線を引くことを拒否している。

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これが典型的なアーミッシュのデート

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アーミッシュ社会でのデートは、何ら一般的な人々のデートとは変わらない。ただ、多くの監視がつくことと、健全であることを除いて。若者の多くは、日曜コーラスのような若者の集団活動などで将来の配偶者と出会う。そして彼女を馬車で家まで送ったりする(もちかすると、ラムスプリンガの間だけ認められる電子スピーカーを装備していることもあるかもしれない)。2人は手紙を交換し、週末にデートをする。

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およそ1年ほどデートを重ねた後、男性が女性にプロポーズする。まず、男性は彼女の両親の許可を得なければならない。女性の返事がOKだった場合、2人で助祭に知らせる。そして助祭から教会の人々に結婚の意思があることを発表すると、結婚準備が始まり、ラムスプリンガが終わる。この流れは通常、18~22歳の間に起こる。

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アーミッシュは中学生以上の教育は受けない

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アーミッシュの人々は他のアメリカ人と同じ様には教育に焦点を当てていない。アーミッシュ社会から永久に離れ、一般教育修了検定(GED)を受け、学校へ行くという決断をしない限り、アーミッシュ社会には高校も大学もない。その代わり、大工職や石工職といった生涯使える職業のための技術の獲得を重視している。

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アーミッシュの子ども達は、教室が1つだけの校舎に通う。子どもらの教育を教えるのも、ほとんどの場合、中学2年生までの教育しか受けていない先生だ。学校教育は8年生で修了し、男子は将来の仕事のための研修を始める。一方、女子は家事や家庭科、編み物を学ぶ。役割にはとても性差がある。

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アーミッシュの女性は結婚後、ウェディングドレスを週に1度着用する

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アーミッシュのウェディングドレスは、一般的なウェディングドレスとはまったく異なる。女性は常に「質素さ」を求められるのだ。それがたとえ、自分の結婚式であっても。キラキラしたものや、体にピッタリしたもの、レースのついたものなどは、もちろんない。

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女性は自身のドレスを縫製しなければならず、ウェディングドレスも白ではない。女性のウェディングドレスは常に青。しかも、一度きりではなく、結婚後は死ぬまで毎週日曜日にこれを着用するのだ。なんて無駄がないのだろう!

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謝らなければ、村八分

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人は過ちを犯す。これは人間だれしもすることで、アーミッシュだからといって何も変わらない。ただ、アーミッシュ社会は信仰心が強く、宗教・道徳上の罪というのは重大だ。そのため、何かアーミッシュの規則を1つでも破れば、マイドゥンク(社会的追放)の命令を受ける。これはつまり、心からの謝罪をしなければアーミッシュ社会から追放するという意味だ。

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アーミッシュ社会から村八分の扱いを受けると、生活は困難かつ気の滅入るようなものになる。アーミッシュの家族は同じテーブルで食事をとらなくなる上、地域社会の人々も関わりを持とうとしなくなる。家族と車に同乗することもできない。教会の人々らも、あなたからプレゼントやお金、たとえ手助けしたくとも、その助けも受け取ろうとしないだろう。村八分にされた人から何かを受け取るということ自体が禁止されているのだ。

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ラムスプリンガには多くの誤解がある

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メディアによって、アーミッシュの若者らは、ラムスプリンガの間、パーティー三昧で薬物を使用し、婚前交渉をもつというイメージが作り上げられている。もちろん、中にはそういったこともあるのだろうが、それは一般的ではない。アーミッシュの若者らがラムスプリンガの間に街に引越して、普通の欧米生活(スキャンダラスな交際と大量の飲酒)を送るというTLC番組「ブレーキングアーミッシュ」をご覧になったことがあるだろうか。こうしたことも、もちろん一般的ではない。

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ラムスプリンガの間、ほとんどのアーミッシュの若者らは親元を離れることもない。単にアーミッシュの若者グループに入り、週末にそのグループの人々と共に出かけたりするくらいだ。アーミッシュの若者の多くは、この時期を利用して配偶者を見つけようとする。というのも、彼らは親と同じように、アーミッシュの教会に入りたいと思っているのだ。ここで重要なのは、アーミッシュの文化は、1人1人が自由に選択した結果だということだ。10代になると、アーミッシュの教会に一生入りたいのかどうかを決めるために、思い切って外に出てみなければならないのだ。

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刑務所釈放カード

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10代の子は過ちを犯すし、そういったものなのだ。アーミッシュ社会から初めて出て、過ちを犯してしまうかもしれない10代の子からすると、追放処分はとても大きな脅威だ。実のところ、アーミッシュの親は子ども達も教会に入りたいと思ってほしいと望んでいるため、モノポリーのように「刑務所釈放カード」という免罪符を与える。

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これはつまり、ラムスプリンガの間に規則を破った10代のアーミッシュの子は誰でも、(ここがポイント)とても軽い処罰で済むということなのだ。ほとんどの子どもらは規則を破ったりすることもないが、中には破る子もいる。しかし、アーミッシュの両親は両手を広げて帰ってくる子ども達を迎えるのだ。

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実際にアーミッシュのギャングは存在する

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どうやら実際に重罪を犯すアーミッシュギャングというものが存在するらしい。2011年、オハイオ州で多くのアーミッシュの男たちが逮捕された。彼らの犯した罪は何だったのだろうか?抗争するアーミッシュギャングのメンバーの家に押し入り、寝ている隙に髭をそり落としたのだという。

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男たちは、このギャングメンバーがきちんとアーミッシュの経典の教えに従っていなかったと考えていた。そして、アーミッシュの社会において髭を失うことは最も不名誉なことの1つなのだ。このギャングを率いるリーダーの名前は、皮肉にもサミュエル・マレット。マレットヘアでこそないものの、立派な髭をたくわえていたのだという。

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遺産はすべて長男ではなく末息子へ

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多くの文化においては長男が遺産を受け継ぐが、アーミッシュの人々は両親の死という出来事の中で、長男が遺産などについて処理しなければならないとは考えていないようだ。こういう理由もあって、土地や資産は一番下の息子に受け継がれている。

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長男が成人する頃は、まだ父親も若く、退職することを考えていない。息子らは仕事を学ぶが、もしかすると、一番下の弟は父親が死ぬときまでに自立できる準備ができていないかもしれない。アーミッシュの子ども達、一番下の弟をいじめない方がいいよ。弟が全部引き継ぐんだから!

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アーミッシュのカップルはスキャンダラスにも、婚前に一夜を共にする

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Amish teens use a horse drawn buggy, Strasburg, Pennsylvania. (Photo by: Jeffrey Greenberg/Universal Images Group via Getty Images)
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アーミッシュの結婚はお見合いで、結婚の誓いを交わすまで親密になることはないと広く考えられている。部分的には真実だが、親密をどう定義するかによる。カップルは婚前に性交渉をすることは決してできないが、アーミッシュの地域にあるベッドで一夜を共に過ごすことは可能だ。

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唯一の難点?それは2人ともしっかり服を着たままでいなければならなことだ。ベッドでの愛情表現も、「バンドリング」も以下の通りだ。男性が女性に家に来るかを尋ね、女性が同意する。その後、家に行き、すぐに2階に上がる。服を着たままベッドに入り、触れることなく、夜通し話をするのだ。ベッドには「バンドリング」と呼ばれる仕切りが設置されており、誤ってどちらかに触れることがないようになっている。

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あごヒゲで、若いアーミッシュの男性のステータスを判断できる

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David Leaming/Portland Portland Press Herald via Getty Images
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アーミッシュの男性のステータスについて不思議に思ったことはないだろうか。(着用が認められている場合)結婚指輪以上に、あごヒゲを見れば一目瞭然だ。アーミッシュの男性は結婚後すぐにヒゲを伸ばし始めるのだ。あごヒゲが長ければ長いほど、結婚生活も長いというわけだ。アーミッシュの男性は口ひげを伸ばすことは認められていないので、口ひげは剃らなければならない。

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一方、アーミッシュの女性は、髪を切ることが認められていないため、すごく髪が長い。あごヒゲや髪を切ることは、アーミッシュ社会から村八分にされる危険を犯すことになる。

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女性らはウェディングドレスにエプロン姿で埋葬される

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多くの女性が自分のウェディングドレスに愛着を抱くが、アーミッシュの女性のドレスに対する愛着は少し異なる。アーミッシュの女性は、自分でウェディングドレスを縫製する。もちろん、控えめで自己主張の強くないものでなければならない。しかし、アーミッシュの女性らは、ウェディングドレスを結婚式のみに着用するのではない。

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結婚式が終われば、女性は毎週日曜日にウェディングドレスをを着て教会へ通う。女性が亡くなれば、往々にしてウェディングドレスにエプロン姿で埋葬される。

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アーミッシュの価値をよく表しているドレスコード

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アーミッシュの人々の物理的な特徴として挙げられることの1つに衣装がある。ただ質素で画一的な服装は管理しやすいだけではない。アーミッシュの文化の重要な価値基準である、謙遜と慎み深さが服装の中に取り込まれている。ドレスコードは自惚れを防ぎ、有形物の質よりも内面に焦点をあてる大切さを育成するため、厳しい強制力をもっている。

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そう、露出度の高いモデルが雑誌の表紙を飾り立てる一般的なアメリカ文化とは異なり、アーミッシュの人々は内面の美や思いやりを大切にするのだ。女性は明るい色や柄もの、宝飾品を身につけることは禁止されており、着ている服のほとんどを手作りしている。

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アーミッシュは洗礼するが、それは赤ちゃんのときではない

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An Amish teen girl selling quilt potholders at American Countryside Farmers Market. (Photo by: Jeffrey Greenberg/Universal Images Group via Getty Images)
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アーミッシュの文化は他のキリスト教文化からかけ離れているように思えるかもしれないが、実際にはそうでもない。実際には、アーミッシュはキリスト教再洗礼派と呼ばれている。つまり、アーミッシュの人々も洗礼を信じているが、他のキリスト教教会がするように赤ちゃんに洗礼をすることはない。

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教会に入りたければ、自身の信仰を1人で宣言できる年齢でなければならない。たいてい16~24歳の間に行われ、多くのアーミッシュの人々は世界に何があるのかを探検(と少しの電気の使用)するための少しの休暇をとり、結婚することで、この「ラムスプリンガ」を終わらせるのだ。

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アーミッシュ社会には若者グループがあるが、薬物やアルコールとは関係ない

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ラムスプリンガの時期にアーミッシュの若者が入るグループは、想像されているよりもずっと大人しいものだ。これらのグループは、新しい環境で友人と交流し、新しい関係(デートなど)を築くなど、正式な社交の場へ青年らが入れるよう手助けするなど、多くの役割を果たしている。

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これらはグループによるものの、大体週末に集まっている。グループによっては、極めて健全で、大人の監視下にあるものもある。中には社交パーティーを開くグループもある。合唱やバレーボールのように、健全な活動予定のために礼拝が行われる場所で集まる。

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アーミッシュの結婚式はシンプル

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アーミッシュの花嫁は、よくあるバカ高い結婚式につきもののものは何一つない。何十万もするドレスや豪華なハネムーンもない。事実、ほとんどのアーミッシュの女性は自分でドレスを縫製する(確実に買うよりは安く済むだろう)。ハネムーンは一般的な南国などではない。多くのアーミッシュの人々は親せきを訪ね、結婚祝いを受け取る。

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アーミッシュの人々が結婚しようと思うと、相手は同じ教会の人でなければならない。結婚指輪(宝飾品は禁止)の交換はせず、招待状は手渡ししなければならない。正直、こうしたミニマリストな方法は、結婚式そのものよりも2人の絆を強めるのではなかろうか。

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アーミッシュは洗礼が天国への切符だとは思っていない

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ほとんどのアーミッシュは、将来の配偶者を見つけた18歳から22歳の間に洗礼を受ける。キリスト教の多くの宗派においては、洗礼を受けるということは、天国へ行く前に犯した罪について謝罪する限り、天国への切符を手にしたこととなる。

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しかし、アーミッシュの人々にとってはそうではない。天国へ行くためには善い行いをしなければならないため、「ゴッテスヴィレ(神の意思)」を日々実践している。毎日自身を律し、善い行いをするのだ。これが豊かな暮らしのカギであり、おそらく何かがそこにはあるのだろう。確かに、我々も毎日互いに助け合うべきではなかろうか。

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アーミッシュは秩序を守る努力をする

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基本的にアーミッシュであるということは、つまり、秩序を守ることをとても大切にしている。オードヌング、序列という意味だが、これは聖書とは別にあるアーミッシュの手引書のようなものだ。それにはすべての行為規則と、規則違反をした場合の重大な結果について記載されている。

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アーミッシュの人々においては癌のリスクが低い

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おそらく、加工食品が癌を引き起こすという考え方はあながち間違ってもいないのかもしれない。実際にアーミッシュの人々の癌発生リスクは、その生活方法から極めて低い。アーミッシュの人々は自分たちで無農薬野菜を育てており、飲酒も喫煙もしないので、寿命をかなり伸ばすことができているのだ。

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アーミッシュの人々は自分達が飼っている牛の乳を搾り、自分達で肉の解体をし、トウモロコシを育てている。それに加え、アーミッシュの人々が飼っている動物には、アメリカの食肉業界の酷い基準が適用されていない。鶏や牛に成長ホルモンや抗生物質を与えることなどしないのだ。アーミッシュの家畜は食肉解体されるまで、健康的に成長を続けている。

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アーミッシュの人々は軍を免除されている

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アーミッシュは平和主義者だが、「無抵抗」という言葉を好む。無抵抗の信仰により、アーミッシュはいかなる形態の身体暴力的行為をも拒絶する。そしてそのため、軍には参加せず、召集令からも免除されている。

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アーミッシュは信念に基づき、これ以外にも、主に警察権力を拒絶する。これは他者の意思に反してその力が使われると考えているためだ。アーミッシュ社会に生きる人々は、平和的交渉を通じて問題ごとを解決するのが望ましいとしている。

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アーミッシュの人形に顔がない理由はこれ

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伝統的なアーミッシュ人形を見たことがあるなら、何か大切なものが足りないことに気づいたかもしれない。人形は通常顔を持たないが、それは神の目にはみな平等であるということを強調するためなのだ。

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伝統的なアーミッシュ人形のような縫いぐるみの人形は、アーミッシュ・コミュニティにおいて何百年間も作られ続けている。今日でも同じような人形が作られているが、中にはアンティークのアーミッシュ人形で10万円もするものもある!

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アーミッシュは世界でもっとも人口増加が早い

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アーミッシュの教会の歴史は1600年代のスイスまでさかのぼることができる。18世紀までに何千人ものアーミッシュがヨーロッパで起こった宗教戦争や貧困、宗教迫害によってペンシルベニアへ移住した。この200年もの間に、アーミッシュ・コミュニティはアメリカに定住・繁栄し、その人口はさらに増え続けている。

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現在、33万人以上のアーミッシュがアメリカ国内に居住し、その数は1992年から2017年にかけ、およそ150%ほどの増加を見せている。

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遺伝性疾患、アーミッシュ・コミュニティに大打撃

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アーミッシュの人々はその「クリーン」な生活のおかげで癌発生リスクは低いものの、だからといって何も害を受けていないというわけではない。アーミッシュ・コミュニティは「遺伝的に閉鎖的」だとされているため、つまり遺伝性疾患を抱えるリスクが高いのだ。遺伝性疾患の中にはかなり稀なものもあり、医師らもアーミッシュ・コミュニティ以外で見たことのないものもある。

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こうした遺伝的問題は、アメリカ国内に住む15万人以上のアーミッシュが元をたどれば100人程度のドイツ-スイス系入植者に行きつくことから、「創始者効果」として知られている。

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楽器の演奏はしない

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アーミッシュ・コミュニティでは教会音楽が大きな役割を果たしているが、楽器を演奏している人を見つけることはできないだろう。歌うことは認められている一方、楽器を演奏することは自己表現の手段として見なされるため、アーミッシュの人々は楽器を演奏することはない。

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アーミッシュによれば、自己表現は優越感を獲得するものであり、信仰に反するものだ。アーミッシュ・コミュニティで人気のある教会音楽の多くには、なんと楽譜さえもない!

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婚約は内密に

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婚約したにもかかわらず、誰にも秘密にしなければならないなんて、想像できるだろうか。これが、アーミッシュの婚約した男女の現実であり、肉親を除いて秘密にしなければならないのだ。

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結婚式が4週間後に迫ると、司祭から日曜日の礼拝で正式に婚約が発表される。これが婚約「発表」として知られている。発表後、幸せな2人は、個々に結婚式の招待状を手渡しすることができる。

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ハネムーンは特になし

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アーミッシュがど派手な結婚式やハネムーンをしないということについては前述のとおりだが、実際に新婚夫婦がどうハネムーンを祝うかを知れば、きっと驚くことだろう。花嫁と花婿が結婚した後、ハネムーンに行って祝うようなことはしない。その代わり、「ハネムーン」とは週末に互いの家族と共に時間を過ごすことなのだ。もちろん悪いというわけではないが、我々が知っているハネムーンとはどうも違うようだ。

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新婚の2人はこのハネムーン期間を使って、結婚式にお祝いを持ってこなかったり、プレゼントを郵送したりしたゲストからの贈り物を受け取ることもある。

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アーミッシュは現代医学に反対していない

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アーミッシュの中には、ホリスティック医学しか使わないという人もいる一方で、全員が現代医学の使用に反対しているというわけではない。アーミッシュ・コミュニティの多くが、聖書に明確にそれを禁止すると書かれているわけではないため、現代医療を喜んで受け入れている。

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これはもちろんすべての人に当てはまるわけではなく、家族によるところがある。アーミッシュの人々は医療保険がないということもあり、状況はさらに複雑だ。つまり、医療費を捻出するために、様々な財源努力に頼らざるを得ないというわけだ。

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アーミッシュの写真を撮るのは構わない

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アーミッシュ文化についての大きな誤解の1つに、写真を撮ると顰蹙(ひんしゅく)を買うというものだ。アーミッシュ・コミュニティを歩いていると、あちこちに「写真撮影はご遠慮ください」という標識を見かけるだろう。しかしながら、標識があるからといって、写真が禁止されているというわけではない。

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写真を撮らせてくれるかどうかはその人それぞれだ。しかしながら、写真のコピーを本人にあげようとしようものなら、必ずやどの人からも断られることだろう。家に自分たちの写真を保管することはないが、お土産として1枚撮らせてくれることはあるだろう。

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なぜアーミッシュは運転しないのか

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アーミッシュと言えば、男女が馬や馬車に乗った姿を思い起こさせる。アーミッシュの人々は車を運転できないため、あながち間違いというわけではない。教会はその信者らに、限られた社会的な集まりやビジネス機能で使用される場合を除き、車の所有や運転を禁止しているのだ。

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車は基本的にアーミッシュ社会においては世俗的すぎると見なされており、危険な存在なのだ。所有したり運転したりすることはできないものの、乗車できないというわけではない。アーミッシュは乗車を禁じてはおらず、移動するために運転手を雇うこともある。

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家父長制度社会

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アーミッシュ文化と現代のアメリカ文化との間には、多くの違いがある。最も驚くべき違いの1つに、アーミッシュ・コミュニティでは未だに性差の役割がはっきとあり、厳しい家父長制度が存在している点がある。アーミッシュが信じる聖書が示す規則が、彼らの従う規則なのだ。

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ペンシルベニア州ランカスター郡で、外部のコミュニティが、若いアーミッシュの女性に対し、パンフレットを配布している。これらのパンフレットには、もし受け取ってもらえればだが、若い女性に対し、どう助けを求めればよいのか、外部の世界へ入るにはどうしたらいいのかについて書かれている。

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汚染が最大の問題

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アーミッシュ文化は大きな割合で農業に従事しているが、それによる予想外な影響の1つに、汚染が最大の問題になっている。ランカスター郡だけでも、5,000以上もアーミッシュが所有する農場があるが、化学肥料や有機肥料で、農作物の栽培に使われなかった分がチェサピーク湾に流されているのだ。

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恐ろしいことに、環境保護庁(EPA)から汚染問題について直面したとき、その地域のアーミッシュ・コミュニティはその情報を無視したのだ。この地域で汚染が広がり、生命を支える酸素が十分にない「酸欠海域」が多数生まれてきている。

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動物は平等ではない

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残念ながら、アーミッシュは動物に優しい社会ではない。農場の動物はすべて、移動用の馬や、そしてペットでさえも大切に扱われてはいない。馬車用の馬はたいてい栄養不良で瘦せている。牛は腫れた乳房のままほったらかされている一方、犬は簡単に替えがきくと見なされている。

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おそらくアーミッシュの中で一番悲惨な扱いを受けているのは犬だろう。鶏は混み合った生活環境にあり、仔犬は閉じ込められ、住めるような環境ではない状態の、いわゆる「犬のブリーディング施設(パピーミル)」で育てられる。アメリカ国内の「パピーミル」の20%をアーミッシュが所有している。

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誰かの髪を切るのは憎悪犯罪(ヘイトクライム)

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すでにサミュエル・マレットと彼にまつわる髪切り騒ぎについてはご存知だろうが、なぜこれがそんなにも凶悪犯罪とされるのだろうか。アーミッシュは髪は侵すべからざるものだと信じている。自身の髪を切るのは罪、他人の髪を切るのは憎悪犯罪なのだ。

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興味深いことに、若い男性は結婚前まで顔の毛を剃ることを許されている。そして結婚後には、誇りを持って伸ばすのだ。でも、口ひげを伸ばそうなどとは考えてはならない。聖書に口ひげはなかったため、アーミッシュの男性にもあってはならないのだ。

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アーミッシュは通常、部外者といると居心地が悪い

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アーミッシュは無抵抗を信じているが、だからといって部外者と一緒にいても楽しめるというわけではない。多くのアーミッシュの人が、アーミッシュではない人、または「英語を話す」人のそばで居心地の悪さを感じている。

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それでもアーミッシュは平和的で心穏やかでいようと努める。そうやって外部世界と円満に共存しようと最善を尽くしているのだ。

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外部者を改宗させようとはしない

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アーミッシュは外部の人間を改宗させようとはしないが、アーミッシュ・コミュニティで生まれ育っていなくても、入りたいという人を止めはしない。実際、多くの人々が改宗し、アーミッシュ・コミュニティで尊敬を集める立場になっている。

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アーミッシュ・コミュニティに入るのは、公園に入っていくのとはわけが違う。アーミッシュ・コミュニティに入りたい改宗志望者は一定期間アーミッシュの家庭に入り、日々の活動に参加できる。こうすることで、ライフスタイルを順応させ、ペンシルベニア・ドイツ語方言だったり、その他アーミッシュ社会で必要となるものを身に付けることができるのだ。

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多くのアーミッシュが3か国語を話す

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英語とペンシルベニア・ドイツ語だけがアーミッシュの人々の話す言語ではない。コミュニティの多くの人が少なくとも3か国語を話せる。この3ヵ国語目の言語も、もちろん様々な方言で話されている。

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3ヵ国語目にない言語に「スイス・アーミッシュ語」がある。スイス・アーミッシュ語の話し言葉はもともとインディアナ州で話されていた。当然のことながら、これは(ドイツ系)ペンシルベニア・アーミッシュの人々が(スイス系)インディアナ・アーミッシュの人々と会ったとき、言葉の壁となった。

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女性は不公平に扱われていると見なしていない

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アーミッシュ文化のなかで、いかに女性が不公平な扱いを受けているかについてよく聞く一方で、アーミッシュ社会の人々はそのように考えていない。聖書の規則に従い、アーミッシュ・コミュニティは、女性には極めて高い敬意が払われているとしている。この点において、アーミッシュが二流市民という称号を与えられているにも関わらず、だ。

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アーミッシュは、家庭の様々な役割を担うための責任を女性に与えることで、アーミッシュ文化にとって女性が特別であると考えている。従って、外部の人たちが持つ、アーミッシュの女性が虐げられているという見解は、文化を誤解しているだけだと考えている。

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お墓は手掘り

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Carol M. Highsmith/Buyenlarge/Getty Images
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アーミッシュの人が亡くなると、たくさんの準備がお葬式にむけてすすめられる。白木でできた手作りの棺桶が準備され、亡くなった人の自宅でお葬式が開かれる。埋葬するためのお墓も手掘りされるのだ。

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最期の安息の場所を手掘りする理由は、技術的な理由によって、その過程が妨げられることがないようにというものだ。喪に服す家族が背負い込む義務と責任を助けるため、コミュニティの人々は家族に寄り添う。最後の礼拝は、キリスト教の復活や、魂が肉体を離れるという考えにフォーカスしている。