アメリカの人気料理番組、フード・ネットワークで起こった史上最大のスキャンダルとは

フード・ネットワークは、多くの人が料理について学んだり、料理人同士の対決ショーを見たり、なかなか口にする機会がないような食べ物を芸能人らが食べているのを見たりすることができる。あらゆる年齢層の視聴者が楽しめるこの料理番組は、アメリカでも大人気だ。テレビにはスキャンダルが付き物であり、毎日のように様々なスキャンダルや修羅場などが放送されているが、実はこのフード・ネットワーク局もすごいスキャンダルを隠していた。アメリカの人気料理番組フード・ネットワークの舞台裏に隠された、予想外に汚れたスキャンダルについてご紹介しよう。

マリオ・バターリ、不祥事で起訴される

Mario Batali
Chris Polk/FilmMagic
Chris Polk/FilmMagic

シェフのマリオ・バターリは、1996年~2004年までフード・ネットワークで放送された番組『モルト・マリオ』で一躍有名となった。しかし2017年に4名の女性から暴行や嫌がらせ行為をしたとして起訴されている。

バターリは女性らの訴えについて否定せず、「すべての責任は私にあります。同僚や従業員、顧客、友人、そして家族のみんなに与えた苦しみや屈辱、不快感について、申し訳ないと思っています。」と謝罪をしている。バターリは『ザ・シュー』を降板した上、『モルト・マリオ』の再開計画もキャンセルとなり、大手小売業者ターゲットはバターリの関連商品の販売をすべて中止することとなった。

バターリ、従業員も騙す

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Roy Rochlin/Getty Images
Roy Rochlin/Getty Images

バターリの嫌がらせ行為に対する申立ての他、2010年、元従業員からチップに関して起訴されている。この訴訟には、バターリが経営する複数のレストランの元従業員合計117名が関与している。申立てによると、バターリは接客係に支払われるはずだったチップの4~5%をレストランのソムリエらに対する支払に充てていたという。

この訴訟は、2012年にやっと和解が成立した。バターリは訴訟に名を連ねた元従業員だけでなく、これまでにチップを正当にもらえなかったすべての従業員に対し、およそ5.6億円を支払っている。

ジェフリー・ザカリアン、裁判で争った結果、破産

Geoffery Zakarian
Dylan Rives/Getty Images for SOBEWFF
Dylan Rives/Getty Images for SOBEWFF

シェフのジェフリー・ザカリアンといえば、『チョップド』で審査員をつとめていたことから知っている人もいるかもしれないが、ザカリアンはフード・ネットワークで4本の番組に出演する、評判のいいレストランのオーナーシェフだ。今や閉店しているレストラン『カントリー』の元従業員らに訴えられて2011年に破産申請をしているように、有名になったからといって、それが財政面で役に立つということはないようだ。

申立てによると、ザカリアンは従業員の残業分を正当に支払わず、給与明細などを偽造し、差額分を自分のものにしていたようだ。従業員らはおよそ1億円の損害賠償に加え、違約金としてさらに2650万円ほど請求している。ザカリアンは申立ての内容について否定しているものの、裁判で争ったことによって、結果的に破産申請をすることとなった。

ガイ・フィエリ、同性愛を嫌悪するコメント

Guy Fieri
Ethan Miller/Getty Images for Caesars Entertainment
Ethan Miller/Getty Images for Caesars Entertainment

ガイ・フィエリの失脚後、『食べまくり!ドライブ in USA』の共同制作者だったデイヴィッド・ペイジは、カメラが回っていないときのフィエリは、テレビ番組で視聴者に見せているほど素晴らしい人ではないと告白した。どうやらフィエリは不適切なコメントをたくさんしたり、女性に関する問題も多々抱えていたりしたようだ。さらに、2名の男性があるレストランを共同で経営し、2人が『人生の伴侶』でもあると分かったときには、性的少数者(LBGT)コミュニティに対して嫌悪感を示している。

さらにペイジは、フィエリが「ゲイと話をしないといけないときにはあらかじめ教えておいてくれよ!気持ち悪い!」と発言したと主張している。それ以降、番組の制作者らは、打ち合わせの段階で『同性愛の兆候』に注意するよう指示されたという。

ロバート・アーバインの経歴は嘘

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John Parra/Getty Images For SOBEWFF
John Parra/Getty Images For SOBEWFF

シェフのロバート・アーバインはフード・ネットワークの『ディナー・インポッシブル』でホスト役をつとめて一躍人気者になった。番組で紹介された経歴は、信じられないほど輝かしく、アーバインのキャラクターについて納得させるものだった。中でも、イギリスでナイト爵を授かっているとか、これまでに4名のアメリカ大統領のために料理の腕をふるった以外にも、チャールズ皇太子の友人という肩書きまでついていたのだ。

しかしながら、2008年、アーバインの経歴はものすごく誇張されていたことが明らかとなった。アーバインはすぐに『ディナー・インポッシブル』を降板し、ホスト役はマイケル・サイモンに代わった。それでも、ほどなくして、アーバインは同番組に復帰している。

グラハム・エリオット、元従業員らとトラブル

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Santiago Felipe/Getty Images
Santiago Felipe/Getty Images

グラハム・エリオットは『アイアン・シェフ・アメリカ』の元出場者だが、元従業員らがもらうべきチップに関してエリオットを訴えたことで、苦境に立たされている。シカゴにあるエリオットの名を冠したレストラン『グラハム・エリオット』でウェイターとして働いていたというグレゴリー・カーティスは、2012年に訴えを起こし、元従業員ら13名がカーティスを支持している。

カーティスは、接客係らは強制的にもらったチップをプール金に入れるように指示されたと主張している。その後、プール金は出前の配達員やコックなど、通常チップを受け取らない人も含めて分配された。カーティスはこのプール制のせいで失われた分の賃金を支払うよう訴えている。エリオットは申立ての内容について否定しておらず、元従業員らと示談で和解している。

ポーラ・ディーン、人種差別的な発言を認める

Paula Deen
John Lamparski/WireImage
John Lamparski/WireImage

ポーラ・ディーンは、黒人差別用語を使ったことで2013年に批判を浴びた。ディーンは過去にはそうした発言をしたことがあると率直に認めているが、言ったとされているときには使っていないと主張していた。その後、インターネット上で謝罪の動画が公開された。

タイミングが悪いことに、この問題について世間が忘れようかというときに、ディーンの会社が彼女を擁護しようとしたのだ。「ディーンは60年前に生まれたのです。その当時、アメリカ南部では公然とまだ人種差別が残っていました。学校でも差別はありましたし、トイレも、レストランも、乗るバスでさえも分かれていました。現在はこんなことありませんけど。」これが結果的に世間を再び騒がせたのは言うまでもない。

ポーラ・ディーン、糖尿病であることを隠す

Paula Deen Diabetes
Aaron Davidson/Getty Images
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ポーラ・ディーンの料理は、健康的であるというよりも、美味しさを重視していることは明らかだ。そのため、ディーンが2型糖尿病と診断されたことを公表したときにも、世間はそこまで驚かなかった。だが、ディーンが糖尿病と診断されてから3年間もそれを隠していたとは、予想外だった。

どうやら、製薬会社『ノボノルディスク』が2型糖尿病の薬の広告塔として、ディーンとディーンの息子を使いたがっていたようで、そのためディーンは公表を遅らせたようだ。ディーンが糖尿病と診断されてからも不健康な料理のレシピを広めていることに批判が殺到し、シェフのアンソニー・ボーディンも「人が病気になるようなビジネスをしてから、後に杖を売るような商売でもしようかな」と皮肉をツイッターにあげている。

ボビー・フレイ、『アイアン・シェフ・アメリカ』を去る

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Nicholas Hunt/Getty Images
Nicholas Hunt/Getty Images

2017年『アイアン・シェフ・アメリカ 最終決戦』の番組内で、ボビー・フレイは「これが最後のアイアン・シェフ・アメリカでの決戦だ」と書かれたTシャツを見せると、一言もなく、審査員、観客(視聴者)、そしてフード・ネットワークから姿を消した。フレイはこの演出について誰にも伝えておらず、テレビ局側も編集することはできなかった。後にフレイは「分かってる、それを狙ったんだ。」とコメントしている。

フレイは単に誰かを困らせたかっただけで、これは冗談だったと言ったが、2018年、同番組への再出演はなかった。フード・ネットワークはフレイがいなくなることについて残念に思っていたのかもしれないが、フレイは同番組のために週に6~8回も料理対決をしていて、こうした仕事量に押しつぶされるようだったと語っている。

ジャーダ・デ・ラウレンティスに不倫の噂

Giada De Laurentiis
Dave Kotinsky/Getty Images for NYCWFF
Dave Kotinsky/Getty Images for NYCWFF

2014年、ジャーダ・デ・ラウレンティスは11年間の結婚生活に終止符を打つことを発表した。すぐにラウレンティスがジョン・メイヤーとボビー・フレイの両方と不倫していたという噂が流れ始めた。彼女の離婚が偶然にもボビー・フレイとステファニー・マーチの離婚と同時期であったことも、噂が大きくなったことの原因だろう。

ラウレンティスはこうした噂を否定している。「私たちはとても仲のいい友達です…でも、そんなバカなことをするつもりはないですし、(不倫など)そういったことにはならないでしょう。」しかし2018年、再びラウレンティスに浮いた噂が起こる。今回のお相手はマット・ラウアだったが、両者ともこの噂を否定している。

ナイジェラ・ローソン、薬物使用で訴えられる

Nigella Lawson
Francesca Yorke/Getty Images
Francesca Yorke/Getty Images

ナイジェラ・ローソンは料理研究家として有名だが、これまでに著した8冊の本も数百万部以上の売り上げを記録している。2013年、ローソンと元夫であるチャールズ・サーチは、ローソンの元アシスタントだったフランチェスカとエリザベッタ・グリロ姉妹が数十万円横領したと訴えを起こした。グリロ姉妹は訴えに対し、そのお金は、ローソンが薬物中毒であることをサッチーに秘密にするためといって、ローソンからもらったのだと主張している。

さらに、グリロ姉妹はローソンが頻繁にコカインを使用したり、処方薬を服用していたことを証言している。公判では、ローソンはコカインの使用について認めたものの、それは頻繁になどではなく、パーティーなどを開いたときだけだったと主張している。後に、グリロ姉妹は無罪判決を受けた。

経歴を詐称した兵士

Joshua Adam Garcia
Joshua Adam Garcia/Myspace
Joshua Adam Garcia/Myspace

『ネクスト・フード・ネットワーク・スター』のシーズン3に出場したジョシュア・アダム・ガルシアこと『JAG』は、コンテストを辞退するよう迫られた。どうやら経歴を詐称していたのだという。ニューヨーク・レストラン・スクールを卒業していなかったばかりか、兵役についても嘘をついていたようだ。

ガルシアは海兵隊で伍長だったわけでもなく、戦闘地域に赴いたこともなければ、除隊理由も不明だった。『イラク・アフガニスタンに赴いた米国退役軍人の会』の創設者であるポール・リークホフは「いかなる理由にせよ、戦闘地域で戦った退役軍人のふりをすることについて、軽く受け止められるべきではありません。決して許されないことです。実際にイラクやアフガニスタンの戦地で戦った160万人ものアメリカ人に対する侮辱以外の何物でもありません。」と声明を出している。

ウルフギャング・パック、商業改善協会の悪事をばらす

Wolfgang Puck
Todd Williamson/Getty Images for THR
Todd Williamson/Getty Images for THR

ウルフギャング・パックは最高の料理人であり、かつ最高のレストランオーナーの1人であることは紛れもない事実だ。『ロサンゼルス・タイムズ』の記者デイヴィッド・ラザラスは、商業改善協会がパックのレストラン『スパーゴ』に対し、さして文句もないのにその評価をB-としていることに疑問を持ち、調査を開始した。

調査を進めるにあたって、ラザラスはどうしてレストランが何も悪い点を指摘されていないのに評価が低いのかとパックに尋ねた。それに対し、パックは、高い評価を金で買わなかったからだと答えている。結局のところ、商業改善協会はレストランに高い評価をつける代わりに、謝礼を受けとっていたことが明らかとなったのだ。

キャット・コーラ、飲酒運転をして事故を起こす

Cat Cora
Tom Pennington/Getty Images
Tom Pennington/Getty Images

2012年、キャット・コーラは飲酒運転の上、軽い事故を起こした。警察が現場に到着して飲酒検査を行ったところ、なんとコーラの血中アルコール濃度は規制値の2倍以上を示していた。コーラは車を運転する前にビールを3本飲んだことを認め、その後サンタバーバラ・ソーバリング・センターへと連れて行かれた。

コーラには罰金と3年の執行猶予がつき、飲酒運転スクール(DUIスクール)で9ヶ月学ぶよう義務付けられた。このとき、「この経験から非常に大切な教訓を学びました。私がやったことはすべて私に責任があります。こうしたことは二度と起こしません。」とコメントしている。

アイナ・ガーテン、病気の子どものお願いを二度も断る

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Paul Zimmerman/WireImage
Paul Zimmerman/WireImage

フード・ネットワークで『ベアフット・コンテッサ』に出演するアイナ・ガーテンは、料理が大好きで、優しく愛情深い女性のような印象を与える。しかし、2011年に急性リンパ性白血病を患う6歳のエンツォ・ペレーダが『メイク・ア・ウィッシュ』を通じてガーテンに会うことを希望したとき、冷たい一面を見せている。ガーテンは新作本の宣伝のために出張などで忙しいからと、病気の子どもと会うことを拒否したのだ。

1年後、ペレーダはもう一度お願いしたが、二度目も断られた。両親はこの件についてブログに書いたところ、メディアの目にとまって世間の知るところとなった。ガーテンはイメージを挽回すべく自分の番組にペレーダを招待したが、ペレーダはもうガーテンに会いたいと思っていない、と家族はこの申し出を断っている。

ジョン・ベッシュ、『アイアン・シェフ・アメリカ』の出演シーンがカットされる

John Besh
Brendan Hoffman/Getty Images for Jeep
Brendan Hoffman/Getty Images for Jeep

2017年に『アイアン・シェフ・アメリカ』は撮影されたものの、2018年1月の公開前にジョン・ベッシュの出演箇所はすべてカットされていた。これはベッシュの経営する複数のレストランの元従業員25名が、ベッシュをハラスメントで訴えたからだ。元従業員らは、ベッシュのレストラングループでは常習的にハラスメントが行われていると主張している。

中にはベッシュが関係を求めてきたからと不倫に応じたことを証言する従業員までいた。こうした証言によって明るみに出た事実によって、ベッシュはフード・ネットワークの『アイアン・シェフ・アメリカ』の出演シーンをカットされたばかりではなく、ブラボー(テレビ局)の『トップ・シェフ』の出演もなくなった。

アン・バレル、女性従業員らを差別

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Dave Kotinsky/Getty Images for NYCWFF
Dave Kotinsky/Getty Images for NYCWFF

アン・バレルは『アイアン・シェフ・アメリカ』以外にも、フード・ネットワークで自身の番組を複数持ち、さらに多くの番組にもゲスト出演している。しかしながら、2009年、バレルは自身がシェフをつとめていたレストラン『セントロ・ヴィノテーカ』で女性を差別したと訴えられている。

バレルは侮蔑的な名前で従業員を呼んだり、見た目に関するコメントをしたり、従業員らのプライベートにまで口を出していたという。はじめに女性従業員らがそうした対応について不満をぶつけたところ、バレルは彼女らを解雇している。訴えを起こした元女性従業員らとの和解が裁判外で行われたため、詳細は未だに不明なままだ。

『パイオニア・ウーマン』で差別的な発言?

Ree Drummond
Monica Schipper/Getty Images for The Pioneer Woman Magazine
Monica Schipper/Getty Images for The Pioneer Woman Magazine

『ザ・パイオニア・ウーマン』のシーズン2のとある放送回で、ホスト役のリー・ドラモンドは人種差別と思われるような発言をし、世間の反発をくらった。その放送回で、ドラモンドは家族や友人にアメリカン・バッファローウィングを作っていた。だが、オーブンから取り出してみると、それはアメリカン・バッファローウィングではなく、『アジアン』ホットウィングだったという演出をしてみせたのだ。

ドラモンドは「冗談よ、そんな酷いことしないわ、こっちの方が良いわよね。」と、アメリカン・バッファローウィングと交換した。この回は最初に放送されてから5年後の2017年に削除されている。

サンドラ・リー、クワンザ・ケーキを失敗する

Sandra Lee
Taylor Hill/Getty Images
Taylor Hill/Getty Images

2009年、サンドラ・リーはクワンザ・ケーキ作りに挑戦したが、多くの人々がこれを快く思わなかったようだ。リーはアップルパイのような中身に、市販のフロスティングをたっぷりとかけ、コーンナッツやカボチャの種をのせただけでクワンザ・ケーキを完成させていた。ケーキの見た目も酷いものだった(おそらく味も)が、実際にこの件が大騒ぎとなった原因は、リー(白人女性)がこのケーキをクワンザ(アフリカ系アメリカ人の祭り)のお祝いケーキだとして紹介したためだ。

アフリカ人ディアスポラの専門家で料理本作家のジェシカ・ハリスは「ちょっと不愉快だったのは、ケーキを作った人もレシピを考案した人も、クワンザがどういう日なのかまったく理解していないことです。」とコメントしている。

アンソニー・ボーディン、フード・ネットワークについて語る

Anthony Bourdain
Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic
Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

アンソニー・ボーディンは不遜で思ったままを口にする人で、控えめとはとても言いがたい人だった。そして一度ならず、フード・ネットワークで働くシェフ(特にガイ・フィエリ)を個人攻撃していた。

ボーディンはフィエリについて「ガイには心から同情するというかね…。どうかと思うよ、52歳にもなって、炎のデザインがついた服なんか着てさ。何する人だっけ?」と述べている。ボーディンは過去に、レイチェル・レイやサンドラ・ディーについても批難しているが、どういうわけか、アイナ・ガーテンには優しい言葉をかけている。

ボビー・フレイの離婚には様々な要因が

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Denis Contreras/Getty Images for SOBEWFF®
Denis Contreras/Getty Images for SOBEWFF®

ボビー・フレイは、ジャーダと不倫していなかったかもしれないが、3人目の元妻ステファニー・マーチは、他に何人も関係を持った女性がいたと証言することだろう。フレイとマーチの離婚は泥沼化した。マーチはフレイが女優のジャニュアリー・ジョーンズをはじめ、複数の女性と不倫していたと主張している。

2010年、ジョーンズはロサンゼルスで停車していた他の車にぶつかる事故を起こした。そこで、フレイ本人にも、他の誰にもその理由は分からないが、なぜかジョーンズが最初に電話をかけたのがフレイだったのだ。とにかくフレイは助けに駆けつけたのだが、結局それが噂をエスカレートさせた。奇妙なことに、ジョーンズの息子の父親は公表されていないが、これがフレイではないかと噂されている。

ボーディン、ディーンはアメリカにとって危険人物だと批判

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Fairfax Media via Getty Images
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ポーラ・ディーンを最も声高に批判している人の1人は、シェフのアンソニー・ボーディンだ。ボーディンは、ディーンが脂肪分たっぷりのレシピ本を恥ずかしげもなく宣伝している様子を引き合いに出し、TVガイドに「ディーンはアメリカにとって、最悪かつ最も危険な人物だ。既に肥満とされる人が多いこの国で、さらに自分達の体に悪い食べ物を勧めるようなことがよくもできたものだ。」と語っている。

一方で、ディーンは自身のレシピは家族向けで低予算で作れるものばかりだと反論している。ボーディンはフード・ネットワークの出演者をこき下ろすことで知られており、その毒舌のせいで、常に有名シェフとの確執が噂されている。

マリオ・バターリの後味の悪い謝罪

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Cheriss May/NurPhoto via Getty Images
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マリオ・バターリは少なくとも批判に対して反論することはなかった。すぐに「不当な扱いをして傷つけた人に申し訳ないと思っています。私の行為については、訴えの通りで概ね間違いありません。こうした行為は間違っており、大変申し訳なく思っています。」と声明を出し、謝罪した。

バターリは公に謝罪する一方、自身のファンに対して、この事態をどうにか収拾しようとしたが失敗している。ファンへのメールの中で自身の行為を間違いだと認めた後、なぜかピザ生地で作るシナモンロールのレシピを最後に入れたのだ。謝罪メールで紹介されたレシピ…複雑な味がするに違いない。

テレビ番組のために離婚を延期していただけ

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Gilbert Carrasquillo/GC Images
Gilbert Carrasquillo/GC Images

パット&ジーナ・ニーリーは素敵な夫婦で、2008年にフード・ネットワークで始まった番組『ダウン・ホーム・ウィズ・ザ・ニーリーズ』で共演していた。だが、テレビカメラの前で視聴者に見せていたのは幻だったようだ。パットとジーナの結婚生活は番組制作中ずっと破綻していたらしい。

2014年、ジーナとパットは23年間の結婚生活に終止符を打った。ジーナはピープル誌に「テレビ番組のシェフなんてやりたいと思ったこともなかったわ。その前は銀行の支店長だったし。番組が始まる前にパットと離婚しようと思っていたのよ。」と語っている。ブラボーテレビの新番組『トゥ・ローマ・ウィズ・ラブ』に出演を予定しているジーナだが、離婚して以来、パットとは話をしていないそうだ。

ワインで有名なナパ、さぞかし飲酒運転も多いのだろうが…

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Dave Kotinsky/Getty Images for NYCWFF
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マイケル・チャレロはフード・ネットワークで自身の名を冠した番組『イージー・エンターテイニング・ウィズ・マイケル・チャレロ』でホストをつとめていたが、2016年、カリフォルニア州ナパで、規制薬物の不法所持・使用の疑いでカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールの警察官に逮捕され、ニュースとなった。

チャレロはナパ郡刑務所に収容されたが、保釈金を支払って釈放されているが、チャレロの代理人らはこれに不服申し立てをするとしている。チャレロの法的トラブルはこれだけではない。この有名シェフは、元従業員2人に対するセクハラ行為についても訴えられている。

アンドリュー・ジマーン、タイラー・フローレンスは才能がないとこき下ろす

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Jason Kempin/Getty Images
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2009年、『ゲテモノ料理』のホストをつとめるアンドリュー・ジマーンは、フード・ネットワークのシェフのタイラー・フローレンスに一言物申したいと思っていた。当時、フローレンスはリアリティ番組『マムズ・ボーイズ』にゲスト出演していた。

ジマーンはこの番組を明らかに嫌っており、どうしてもコメントしたかったようで、ブログにこう書いている。「月曜日の放送回では、世界で最も才能のないテレビ番組のシェフ、タイラー・フローレンスが出ていたね。母親が好きな料理のレシピを女性に紹介していたが、相変わらず、彼のアドバイスは首をかしげたくなるものばかり。フローレンスがジロジロとまな板の上の材料を見て紹介したり、料理を下品に食べたりして、地方のテレビ番組で張り切ってるのを見るのは、コメディ以外の何物でもない。」

タイラー・フローレンス、動物の局部を食べるような男の言葉には耳を傾けない

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Gustavo Caballero/Getty Images
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当然のことながら、黙って侮辱を受け止めるつもりなどないフローレンスは、フェイスブック上で反撃した。「いつもは、人がブログで何と言おうと気にしないんだけどね。だって、この国は自由の国だから。でも、テレビ番組のためにラクダのあそこのジャーキーなんかを食べる、このアンドリュー・ジマーンって男、僕のライフワークを侮辱してさ。」

「多分だけど、気味の悪いものを食べるところを何回も撮り直して、カメラに笑顔を向けたりしてさ、自分の人生どこで間違っちゃったんだろうなとか考えてると、ユーモアのセンスとかもなくなっちゃうんだろうね。」その後、フローレンスは他のシェフをディスった後、シェフ同士のいさかいをやめようと呼びかけている。

ジャーダ・デ・ラウレンティス、自分の作ったものも食べない

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Manny Hernandez/Getty Images for Food Network SoBe Wine & Food Festival
Manny Hernandez/Getty Images for Food Network SoBe Wine & Food Festival

数年前、とある情報筋が『ページ・シックス』に語ったところによると、ジャーダ・デ・ラウレンティスは作ったものを食べることを断固として拒否するのだそうだ。自身の番組内でも、カメラが回っているところでは食べ物を口にしているように見えるが、どうやらそれも食べるふりだそうで、ひとたびカメラを回すのをやめると、口に入れたものを『バケツ』に吐き出しているのだという。

もちろん、これがデ・ラウレンティスの最大のスキャンダルではないが、この情報によって、彼女の番組がどのように作られているのかを垣間見ることができるし、どうしてあんなに食べていながら細いスタイルを保てているのかも分かった気がする。

フアン・カルロス・クルス、妻の殺害を計画し、ホームレスを雇う

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Myrna Suarez/WireImage via Getty Images
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2010年、『カロリー・コマンド』と『ウェイング・イン』のホストを務めていたフアン・カルロス・クルスは、妻を殺害するために2人のホームレスの男を雇ったとして逮捕された。驚くべきことに、クルスは殺人未遂について否定しなかった。さらに、不抗争の答弁(罪については認めないが、検察と争わず刑罰を受容すること)を申立て、現在カリフォルニア州テハチャピ山地にある刑務所で服役している。

殺人を教唆した罪について不抗争の答弁を申立てたことで、クルスは殺人未遂の罪に問われることを避けた形だ。その保釈金はおよそ2億円以上とも言われ、懲役9年の有罪判決を受けている。

既婚者のマイケル・サイモン、モデルを膝の上に乗せてはいチーズ

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Neilson Barnard/Getty Images for NYCWFF
Neilson Barnard/Getty Images for NYCWFF

マイケル・サイモンは2014年、スーパーモデルのクリッシー・テイゲンを膝の上に乗せた写真が出回ったことでスキャンダルを巻き起こした。その写真は『アームド・フォーシーズ・ファウンデーション』の資金を募るビーチバレーボール大会中に撮られたものだった。サイモンが犯した最初の過ちは、その写真をソーシャルメディアに投稿したことだった。

その写真が公開されてすぐ、サイモンのメールボックスは、サイモンが下品で最低な夫だという書き込みであふれることとなった。サイモンはこの批判に対し、「ちょっと待ってよ。落ち着こうぜ。リズ(サイモンの妻)はこの場にいたし、クリッシーは友達なのに…」(原文には略語が使われていたことから)どうやら学校で英語は得意科目ではなかったようだ。

マーサ・スチュワート、レイチェル・レイを批判

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Alexander Tamargo/Getty Images
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実刑判決を受けて、世間に再び姿を現したマーサ・スチュワートは、すぐに攻勢に転じ、レイチェル・レイを批判した。具体的には、レイがシェフでもなければパン職人でもないとし、最近発売しているレイのレシピ本は、わずかに手を加えられたレシピがあるだけで、あとは以前に発売されたレシピ本の中身をそのまま使っただけだと指摘した。

レイチェル・レイはスチュワートの手厳しい批判を受け止めている。スチュワートの厳しい批判について尋ねられたレイは、「それで私が怒るわけないじゃない。彼女の才能やスキルは私よりも素晴らしいもの。それが現実なのよ。」

ジェイミー・オリヴァー、新たなアフリカ料理を考案

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Ben Pruchnie/Getty Images
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ジェイミー・オリヴァーは、健康的なライフスタイルのための健康的なレシピを紹介することで一躍有名となった。2014年、オリヴァーは西アフリカでも最も文化的な意味合いを持つ料理ジョロフライスを使った新メニューを考案した。だが、ジョロフライスとは似ても似つかないと、アフリカ料理のブロガーらはたちまちオリヴァーの批判を展開した。

ブロガーらがオリヴァーに訴えたかったのは、オリヴァーの作ったジョロフライスは、西アフリカの文化を正確に表したものではないということだ。BBCアフリカに勤めるヴェラ・クワコフィは「私たちが危惧しているのは、5年後にはオリヴァーの間違ったジョロフライスが正式なものだと見なされるようになることです。」

ジェイミー・オリヴァー、パエリアのせいで殺害予告を受ける

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Emma Peios/WireImage via Getty Images
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ジェイミー・オリヴァーがパエリアにチョリソーを加えたとき、スペインは国全体が滅多に見られないような憎しみに近い反応をした。オリヴァーはそのことについて、『ザ・グラハム・ノートン・ショー』で語っている。「酷い拷問にあったみたいな気分さ。」

当時オリヴァーはカナダで首相と小児肥満対策について協議していた。本当に大切な議題について集中しようとしたものの、チョリソーソーセージのせいでオリヴァーは数週間もの間、ニュースでもちきりになった。最終的にはオリヴァーは銃を携帯し、スペイン中に「ちなみに、これはチョリソーよりも格別な味わいだと思うよ。」と伝えたようだ。

ドナルド・トランプ、ザカリアンを契約違反で訴えた

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Dylan Rives/Getty Images for SOBEWFF
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ドナルド・トランプは大統領選挙の期間中に、ジョフリー・ザカリアンと取引をし、トランプの所有する不動産物件の1つにレストランを開く約束をしたようだ。しかし、ザカリアンはメキシコ人に対して批判的なコメントをした後に事業から手を引き、現在トランプから契約違反で訴えられている。

ザカリアンはトランプと手を切ったことについて、「トランプの考え方は、私の個人的な基本理念とまったく一致しない。」としている。本件は未だに解決していないが、ザカリアンはシェフのホセ・アンドレスと共にトランプを逆提訴している。

レイチェル・レイ、セットで火事を起こしかける

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Gustavo Caballero/Getty Images
Gustavo Caballero/Getty Images

物事を正しく行うには時間がかかる。これは撮影セットなどで多くのスタッフと仕事している時など、正にその通りだろう。レイチェル・レイがパイロット番組『サーティ・ミニッツ・ミールズ』を撮影中、エメリルのキッチンはもう少しで火事になるところだったのだ。

レイは『エメリル・ライブ』のセットでパイロット番組を撮影していた。レイはフライパンに油を入れたのだが、スタッフが既にレイのために熱していてくれたことを知らなかった。そのため、油を入れた瞬間、映画のワンシーンのように炎が上がったのだ。エメリルのキッチンは無事だったが、危ないところだった。

森本正治、ボビー・フレイの行為を問題視

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Theo Wargo/Getty Images for NYCWFF
Theo Wargo/Getty Images for NYCWFF

シェフが本気で料理をするとき、興奮し、感情的になることがある。『アイアン・シェフ・アメリカ』で、ある一流のシェフが対戦相手のシェフに言いたかった言葉があった。森本正治は、その対戦相手のボビー・フレイの行為が気に入らなかったのだ。

対決が終盤に差しかかったとき、フレイはまな板の上に立ち、大声で自分が勝つと叫んだのだ。後にインタビューで森本はこう述べている。「フレイはシェフではない。まな板と包丁は料理人にとっては神聖なものなのだから。」

ボーディン、歯に衣着せぬ物言い

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Mike Pont/WireImage
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アンソニー・ボーディンは率直な人だ。思ったことをすぐ口に出し、料理人としても作家としても優れていた。だが、それはボーディンが人気者になったすべての理由ではない。あるときには、ボーディンとフード・ネットワークの見解はまったく異なっていた。

インタビューに答えたボーディンは「フード・ネットワークは、明らかにシェフの能力を重視していない。一時期など、フード・ネットワークにとって、レストランでの経験や、プロとして料理をした経験、食材についての知識といったものはまったく必要ないかのようだった。」と語っている。

時にはやらせも

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Food Network
Food Network

フード・ネットワークのリアリティ番組のすべてが自然の流れで撮影されているとは限らない。時にプロデューサーは、面白おかしくするためにちょっとしたトラブルをしかけたりすることがある。『レストラン・ステイクアウト』などの番組では特にこうした傾向が顕著だった。

ある放送回に出演したレストランのオーナーは、番組プロデューサーがウェイターを雇っていたことを明かしている。そのウェイターは食べ物や飲み物を落とすように指示されており、意図的にクビにされるように仕組んでいたのだ。どうやらこの番組で取り上げられたすべてのレストランがまったくもって大失敗をしていたわけでもなさそうだが、これは『リアリティ』番組のはずだ。

ガイ・フィエリ、いつものテンションはカメラの前だけ

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Michael Hickey/WireImage
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ツンツンに立たせた金髪に、食べ物にオーバーなリアクションをとるガイ・フィエリだが、いつかそのテンションが下がるのかと疑問に思ったことはないだろうか。いつもあんな高いテンションではないはずだ。そう、実際には、フィエリも普通になる時があるようだ。

グリフィン・バフキンは、かつてフィエリの番組『食べまくり!ドライブin USA』で紹介されたことのあるレストラン『サザン・ソウル・バーベキュー』を経営している。バフキンはフィエリがレストランに初めて着いたとき、白いTシャツにカーゴショートパンツで、髪型もトレードマークのツンツン頭ではなかったことを明かしている。しかし撮影が始まる前には、『ガイ・フィエリ』のいでたちで、テレビで見るいつものテンションだったとか。

フード・ネットワーク、カップケーキで訴えられる

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SugarHero
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フード・ネットワークは、食べられるスノードームをオリジナルレシピだと主張したが、実際には他の人のレシピを盗用したものだと訴えられて以来、多くのトラブルを抱えている。『シュガーヒーロー』はそのチュートリアル動画『失敗した料理のリメーク版』を見て、フード・ネットワークに対し、1,500万円の損害賠償を請求している。

フード・ネットワークにとっては幸いなことに、レシピには著作権などはないが、問題は動画を許可なく使用したことだろう。フード・ネットワークの巨額の資金を考えても、今回ご紹介した数々のスキャンダルも示談となる可能性は高い。