コーヒー店で働く女性のとある一言が常連客の命を救うことになる

サービス業で働いたことがある人ならおそらく、自分の店に少なからず「常連客」がいる経験があるだろう。有名コーヒー店のバリスタ、ニコル・マクニールの場合、彼女の常連客は米軍退役軍人のヴィンス・ヴィラーノだった。ある朝、ヴィンスが来店すると、ニコルは彼にいつもと違う何か違和感を覚えた。

彼女は、始め何も言うこと出来ず、彼のプライベートなことを尋ねるのに躊躇していた。しかし、深呼吸をした後、勇気を持って彼にある質問をしたのだ。そのたった一つの勇気と簡単な質問が後に彼の命を救うことになるとは思っても見なかった。

その日は普段と何も変わらない日だった

It Was A Typical Day In Starbucks
Justin Sullivan/Getty Images
Justin Sullivan/Getty Images

あるコーヒーショップで働くバリスタのニコル・マクニールにとって、その日はいつもとなんら変わりの無い一日だった。いつものように開店準備を済ませドアを開けると、そこには見慣れた顔のヴィンス・ヴィラーノが入ってきた。それはいつもの一日の始まりで、彼女は驚きもしなかった。しかし、彼がいつも通り注文しようとすると、ニコルは何かがおかしいと感じずにはいられなかった。

もちろん、お客さんに個人的な質問をすることは控えたかったのだが、その質問が男性の命を救うかもしれないと考えたニコルは、その疑問を投げかけずにはいられなかった。

ヴィンス・ヴィラーノは何年もの間、その店の常連だった

Vince Villano Had Frequented That Starbucks Location For Years
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

ヴィンス・ヴィラーノは、ワシントン在住で、デュポンのコーヒーハウスの長年の常連客だった。彼は何年も前からこの店をよく利用していたので、従業員はみんな彼の顔を知っていたし、彼がいつもどんな注文をするのかも知っていた。

だがある朝、その日出勤したバリスタは、彼の何かがおかしいと感じた。彼はどこかピリピリした空気を出していたので、彼女は気軽に何かあったのか尋ねることができなかった。

ニコルはヴィンスの注文を全て覚えていた

tarbucks coffee YouTube
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

ニコル・マクニールは、そのコーヒーショップで働く、朝シフトの従業員の一人だった。そのため、彼女はヴィンスのことを認識していたし、彼の一日の始まりになるであろうその一杯を準備してあげられることを誇りにも思っていた。

実際、ニコルは常連客の飲み物を覚えるために、お客さんに自分の中でニックネームを付けたりしていた。ヴィンスには “トレンタ バニラ スウィート クリーム コールド ブリュー 4 ポンプ “とし呪文のように名付けていた。また、この注文以上に彼のことにも興味を持っていた。

2017年のある日ヴィンスはいつもと様子が違っていた

It Was January 2017 When Vince Walked In Looking Different
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

それは2017年の1月のある日だった。ワシントンは、その日も今にも凍りそうなほど寒い日だった。だからデュポンのそのコーヒーショップに来る客は、ヴィンスを含め、その寒さをどうにしかして温かい飲み物で凌ごうとしていたのだ。

その日、ヴィンスにコーヒーを渡した後、ニコルは彼を二度見した。それは、いつもの長いトレンチコートのポケットに両手を深く突っ込んでいる彼の姿勢がいつもと違うように感じたからだ。だが、もっと驚いたのはその顔の表情だった。

コーヒーを飲むのは朝のルーティーン

Going To Starbucks Was Routine
GABRIEL BOUYS/AFP via Getty Images
GABRIEL BOUYS/AFP via Getty Images

多くの人がそうであるように、ヴィンスは朝、コーヒーを飲むことを習慣にしていた。ニコルは、多くの学生や社会人がそうであるように、彼も一日を始めるためのカフェインキックが必要なのだろうと思い込んでいた。

ニコルが知らなかったのは、このルーティンがヴィンスの人生で荒れていた時間の後に始まったということだった。確かに彼はコーヒーを愛してやまなかったのだが、それは軍隊を退団してから始めた習慣だったのだ。

ヴィンスは大きな野望を持った男だった

Vince Was Very Ambitious
Heather Clark/Pinterest
Heather Clark/Pinterest

話はヴィンスの若い頃に遡る。当時のヴィンスの野望は、高校を卒業して北カリフォルニアの学校であるカレッジ・オブ・ザ・シスキースに通うことだった。このカレッジの卒業生には、プロ野球選手のマーク・エイクやプロサッカー選手のダン・ホーキンスがいる。

しかし、大物が通っていたからといって、彼が通いたい訳ではなかった。彼はこの大学に行って、医学と救急医療管理という非常に重要なテーマを勉強したかったのだ。しかし、そんな夢を抱えていたある日、叔父であるサムが彼のドアをノックし軍人になることを提案したのだ。

10年後、彼は軍曹になった

After A Decade, Vince Was Made Sergeant
John Moore/Getty Images
John Moore/Getty Images

大学で学んだ後、ヴィンスはアメリカ軍に入隊した。いつの間にか10年もの時が過ぎ、彼は軍曹にまでなっていた。まさか彼自身もこんなに長く軍隊にいるとは思ってもいなかったようだ。

救急医療技術者として、ヴィンスは多くの厳しい状況を目の当たりにした。そこでの出来事は、彼をその後も多いに悩ませていた。だからこそ、軍隊を離れたとき、彼は人生を変えると自分に誓いを立てたのだ。

定時の仕事を見つけるヴィンス

Vince Finally Had A Nine To Five Job
Smith Collection/Gado/Getty Images
Smith Collection/Gado/Getty Images

ヴィンスが米軍を除隊した後、彼は自分の人生を変えようと意識的に努力した。そこで彼は考え抜いた故に、ワシントン州レイクウッドにある保険会社での仕事を見つけた。

そしてついに、最前線での生活を捨て、9時から5時までの定時の仕事に就くことができたのだ。しかし、平穏に終わるほど彼の人生は簡単なものではなかった。彼の暗黒時代はまだ先のことだったが、ヴィンスは、遅かれ早かれまた怒涛の人生を送ることになる。

自分のための日課を作った

Vince Made A Routine For Himself
SAUL LOEB/AFP via Getty Images
SAUL LOEB/AFP via Getty Images

退役軍人の多くがそうであるように、突然市民の生活に馴染むのは、とても難しいとヴィンスは感じていた。そこで彼は自分自身の為に “普通の生活” に慣れる為の日課を作ることにしたのだ。 その習慣は、毎日コーヒーを一杯飲むことから始まった。

その後何年もの間、彼はデュポンのコーヒーチェーン店に行き、同じバリスタに同じ飲み物を注文した。しかし、この時のヴィンスとニコルはそのことをまだ知らなかったが、彼らの人生は、予想外の出来事で変わろうとしていた。そして、それはたった1つの簡単な質問から始まったのだ。

ヴィンスとニコルは、お互いに大きな野望の持ち主だった

Like Vince, Nicole Was Very Ambitious
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

ヴィンスと同じように、ニコルは非常に野心的な学生で、ワシントン州タコマのスタジアム高校を卒業した後、大学に進学を志望し、無事にワシントン大学に通うことに成功し、建設管理を学んだ。

彼女は2005年に学位を取得し卒業し、その後すぐに将来の夫であるジャスティンと出会いった。この時のニコルは、夫とヴィンスを何年も毎日見ていたにもかかわらず、多くの共通点が二人の間にあるなど考えてもいなかった。しかし、彼らはどこか見つけ出そうとしていたのかもしれない。

ジャスティンもヴィンスも軍隊でのキャリアがあった

Justin And Vince Had A Common Military Career
John Moore/Getty Images
John Moore/Getty Images

偶然にも、ニコルの夫ジャスティンも退役軍人だった。しかも、ただの退役軍人ではなく アメリカ陸軍だった。更には、彼もまた、軍曹のランクを与えられていたのだ。

もちろんニコルは、 自分の常連客の一人がジャスティンと共通点があるとは知らなかった。しかし、あの日運命的な質問をしたことで、すべてが変わろうとしていた。そして、そこから二人の人生はあっという間に変わっていったのだ。

ニコルは、コーヒーショップで働き始めて数年経っていた

Nicole Had Worked At That Starbucks Location For Years
Ramin Talaie/Corbis via Getty Images
Ramin Talaie/Corbis via Getty Images

ニコルは、2014年からそのコーヒーショップで働いていたので、彼女はヴィンスの習慣を知っていた。しかし、注文内容や彼が毎朝店に来るこ以上のことは、もちろん知る由もなかった。

ニコルは、既にその場所で長年働いていたので、とてもユニークなポジションに就いていた。それについては、ヴィンスも特に知らなかった。しかし、その偶然が重なったからこそ、ニコルは彼の命を救うことができたのだ。

ニコルは、お客のボディランゲージを捉えるのが得意

Nicole Is Very Attuned To Regular Customers Boy Language
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

バリスタという仕事柄、ニコルはヴィンスをはじめ、毎日多くの人と接していた。だから、彼女は毎日、常連客を見ることに慣れていたし、彼らの気分の変化やボディランゲージのちょっとした違和感を感じとることもあった。

その日のヴィンスは、普段よりピリピリしているようにも見えたし、姿勢ももいつもと違うようにニコルは感じた。あとはそのことについて彼に尋ねるかどうかを決めかねていた。いくら毎日顔を見合わせているからといって、個人的な質問をするのは気が引けたのだ。

すぐに何が違うのかわかることになる

Immediately, Nicole Knew Something Was Wrong
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

そのコーヒーショップの公式サイトでニコルは、”バリスタとして、お客様が悲しんでいるとき、傷ついているときを本当に見分けることができます “とコメントしていた。彼女は、3児の母として、人々の感情に非常に敏感で、特に彼らの気分が落ち込んでいるときはよく気付くのだった。

だからこそ、その運命の日にヴィンスが不機嫌な表情を浮かべ、どこかだるそうに歩く姿勢に、ニコルはすぐにその彼の体か気分に不調があるのかもしれないと感じとる事ができたのだった。

その時間は、彼女のシフトがちょうど終わる時間だった

It Was Almost The End Of Her Shift When Vince Walked In
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

ワシントンの1月だったので、外は凍えるような寒い。彼女は最初、彼が少し体調でも崩したのかと思った。ニコルは、その日のシフトがちょうど終わる時間に差し掛かっていた。いつもよりも少し不機嫌そうなヴィンスを気にかけながら、時間も気にしていた。

ヴィンスは特に、めったに表情や態度の変化があまり無い、本当に規則正しい男性に見えていた。そんな彼のいつもの様子が違うのだから、ニコルは、何かを言わなければならないという衝動に駆られていた。

気分があまり優れないようだ

Nicole Was Very Concerned About Her Regular Customer
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

MailOnlineとのインタビューで、ニコルはヴィンスのことをこう話している、「彼はいつも幸せそうに見えていたのに、その日は少し不機嫌そうだった。ただコーヒーを飲んで帰りたかったのかなと思ったわ」と最初の心境について話している。

しかし、個人的に知らない、コーヒーを出すだけのお客に何かプライベートなことを聞くのはいかがなもんだろうか。彼は、自分のことを不思議に思ったり、不審に思ったりしないだろうか。彼女は、心の中での葛藤を続けた。

彼女は、座って話そうといった

She Told Vince That They Should Sit Down And Chat
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

彼のいつもの注文である30オンスのバニラを追加したバニラコールドブリューを準備した後、ニコルはついに勇気を出して、二人の人生の流れを変えようとしていた。そう、とっても簡単な質問をヴィンスにしたのだ。

ニコルは、 “いろいろ大丈夫ですか?”とだけ尋ねた。彼女は純粋に彼を心配していた。その朝のヴィンスは、他人に心を開く準備はできていなかった。ただニコールも常連客を少しでも助けることに必死だった。だから彼女は、彼が心を開いてくれるようにと、強く彼に話しかけたのだ。

ヴィンスについて興味深いことを知る

Nicole Learned An Interesting Truth About Vince
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

MailOnlineとのインタビューでニコルは「あと15分から20分で帰るから、子供を迎えに行く前に30分くらい座っておしゃべりしましょう」と彼に話しかけたと答えている。

ヴィンスは「そんなに簡単に話せる内容では無い」とあまりいい気分ではなかったようだ。しかし、彼は次に彼女が発した言葉で気持ちが少し変わったようだ。彼女は、「実は今日はちょっといつもより時間があるんです !」と笑顔で答えた。二人は、椅子に座って話すことになった。

座ってお互いについて語り合う

The Two Sat Down And Got To Know One Another
Chris Hondros/Getty Images
Chris Hondros/Getty Images

ニコルはその日のシフトを終え、一つのテーブルにヴィンスと向かい合うようにして座った。そこから、二人に共通点が多いことに気づくまで、そう時間はかからなかった。先述したように、ヴィンスとニコルの夫ジャスティンも陸軍の退役軍人だったのだから。

しかし、彼の悩みは、軍人から一般市民の生活へ移行したことへの不満ではなかった。彼の表情の落ち込みは、精神的なものではなく 健康面が原因だったのだ。

ヴィンスは多嚢胞性腎疾患を患っていた

Vince Had Polycystic Kidney Disease
Adam Berry/Getty Images
Adam Berry/Getty Images

ヴィンスは、多嚢胞性腎不全と診断されていた。この病気は遺伝的なもので、その臓器の機能が完全に途絶えるまで、嚢胞を抱えた腎臓の肥大化が起こるのだ。

ヴィンスの家族の中で数人がこの病気を患っていた。そこには、高血圧や腎不全などの合併症を引き起こし亡くなった曾祖父母を含まれていた。その日の朝のヴィンスは、特に具合がよくなく、ニコルがいつもと違う表情を感じ取ったのも理にかなっていた。

病気についての詳細

His Disease Was Genetic
BSIP/UIG Via Getty Images
BSIP/UIG Via Getty Images

米国国立医学図書館によると、「多嚢胞性腎疾患は、腎臓や他の臓器に影響を及ぼす疾患である。」とされている。更には、「嚢胞と呼ばれる体液で満たされた嚢の塊が腎臓に発生し、血液中の老廃物をろ過する能力を妨害する」とも言われている。

ヴィンスは、ただただその病気の進行と戦うしかなかった。例え、彼が心の準備やその診断を望んでいなくても、病気の進行は彼を待ってはくれなかった。病気が分かってからというもの、体調と共に彼の気持ちはひどく落ち込む事があった。

話し始めのヴィンスは、淡々と事実だけを語った

At First, Vince Had A Pretty Matter-Of-Fact Attitude
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

コーヒーサイトの公式ニュースサイトで、ヴィンスは「最初に診断された時は、『もう死ぬんだ』って感じだった」と語っている。軍人であった時の厳しい生活を終え、いざ普通の市民のように生活しようと思っていた彼にとっては、それはかなり衝撃的な事実であった。

しかし、「死に直面したのは初めてじゃない」と続けた。そう、彼は軍隊で何度か死に直面した経験があるのだ。ただ、病気に関しては彼の手に負えるものではなかった。「どうすることもできない。ただ、頭の上に常に黒い雲がかかっているようなものだ」と述べている。

ヴィンスは腎臓移植が必要だと言われた

Vince Was Told He Needed A Kidney Transplant
Marijan Murat/picture alliance via Getty Images
Marijan Murat/picture alliance via Getty Images

診断を受けてから数年が経過していたが、症状は悪化するばかりだった。2016年、ヴィンスは腎臓透析を受けていた。しかし、2018年のニコルと話す数日前、彼の現在の症状についての追加で情報が入ってきたのだ。

ヴィンスの医師は、彼に腎臓移植が必要で、今の状態では生死に関わる状況だと告げたのだ。そのニュースは、ニコルを悲しませた。そして、その夜、彼女はジャスティンに今日あったことをすべて話したのだ。

ジャスティンは、ヴィンスに腎臓提供を申し出た

Justin Offered Vince His Kidney
ANDREAS SOLARO/AFP via Getty Images
ANDREAS SOLARO/AFP via Getty Images

ニコルがジャスティンに、ヴィンスとの話をしていた時、彼は無欲かつ華麗な解決策を思いついたのだという。彼女はインタビューの中で、「すぐに、彼(ジャステイン)は言ったわ。『僕の腎臓を使えばいい』とね」とコメントしている。

「実は私は、特に驚きはしなかったわ。彼は寛大で親切だし、おそらくこのことを聞いた私たちの友人も驚かないわね。”もちろんジャスティンならやってくれるわ “ってね。」

ジャスティンとヴィンスはすぐに意気投合した

Justin And Vince Became Fast Friends
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

そこからジャスティンとヴィンスはすぐに友達になった。最初はニコルと一緒に話を始めたのだが、その後は二人だけで話し込むようになった。この時2人は、お互いの臓器の相性が合うかどうかを確かめるために、まだ検査にも行っていなかったのだとか。

インタビューの中でニコルは「それからヴィンスは、私たちの休日の食事会に来るようになり、それから彼とジャスティンは、昔からの親友のようになった」と語っている。こんな偶然起こりうるのだろうか。

ヴィンスは、すぐに家族の一員となった

Vince Soon Became Part Of The Family
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

ジャスティンとニコルがヴィンスを家族の一員と考えるのにそう時間はかからなかった。夫婦はもちろん、3人の子供たちも一緒にビンスを慕っていた。そして、彼はジャスティンの寛大な申し出を知っていたが、ヴィンスはまだ彼のこの申し出に疑問を持っていた。

ぜそこまでしてくれるのか、、彼はニコルとジャスティンが自分のためにしてくれたことに感謝してもしきれなかった。そして、いよいよ二人が検査を受ける時が来た。

ジャスティンの検査結果は良好だった

Justin Went Through A Series Of Medical Tests
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

移植を行う前に、患者とドナーの相性を確認するためにいくつかの検査を受ける必要がある。アリナ・ヘルスのウェブサイトには、”腎臓を提供できるかどうかの検査は、血液検査から始まります。”と書かれている。

“この検査では、あなたの血液型とレシピエントの血液が一致するかどうかを判断します。あなたの血液型がレシピエントの血液と適合する場合は、さらに2つの血液検査が行われます(組織型検査とクロスマッチング)。”

検査を全て終えるのに一年ほどかかった

The Testing Took A Year To Complete
David Silverman/Getty Images
David Silverman/Getty Images

2人のドナーとして相性が合うこと、そしてジャスティンがビンスに腎臓を提供できることを誰もが祈っていた。しかし、彼らはこの全ての検査の結果が出るまで我慢しなければならなかった。残念なことに、この検査には合計12ヶ月かかることになっていたのだ。

だから1年間、誰もがただただ結果が出るのを待っていたのだ。そして、ついにその結果が出た時、多くの人はその結果を信じられなかったのだ。

ジャスティンとヴィンスの相性は合致!

Justin And Vince Were Compatible!
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

検査の結果、ジャスティンとヴィンスの相性が合致したと連絡があったのだ!そこから2人は、時間を無駄にしないように、すぐに手術の日取りを決めた。ジャスティンの36歳の誕生日の翌日、12月26日が勝負の日となった。

ジャスティンによると、臓器提供を承諾するのは簡単だったという。『「単純にやろう」って感じだった。2つあるんだからできるよね?1個あるなら大丈夫なんでしょ?それならいいじゃない。ヴィンスにとっては、本当に死活問題なんですよ。だから、それ以外質問はなかった』と言う。

見事、臓器提供は成功した

The Transplant Was A Success
Starbucks Coffee/YouTube
Starbucks Coffee/YouTube

12月26日が来て、2人は手術室に車で運ばれた。ニコルさんは、外科医が出てきて話しかけてくるのを不安そうに待っていたが、医師がきて話を聞いた彼女は大喜びだった。

移植は完璧に成功し、ジャスティンとヴィンスの2人は回復に向かっていた。ヴィンスにとっての新しい腎臓は、少なくとも20年以上生きられることを意味していた。これはここから彼の人生が輝きだす時間をも意味していたのだ。