とあるピザ屋のアプリを使って、絶体絶命の状況から抜け出した母親

金曜日の夜や仕事で疲れている時、または家の冷蔵庫に何もなうことがわかった時、あなたはどうするだろうか。最近では、携帯のアプリで簡単に食事を注文することができる。この物語の主人公も、いつもだったらピザ屋のアプリを使って、普通にピザを注文していた。しかし、この日は、その普段の行動が彼女の絶体絶命の状況を救ったのだった。

果たして、彼女の身に何が起こったと言うのだろうか?

危険な彼氏

Cheryl Treadway selfie in car
raedalahmadi1/Twitter
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2015年5月、フロリダの穏やかな機構とは裏腹に、シェリル・トレッドウェイには厳しい状況が続いていた。当時の彼氏であった彼が少し正気を失っていることに気付いたのは、そこにいたシェリルだけだった。

その日、シェリルと彼氏のイーサン・ニッカーソンは、朝からずっと口論をしていた。そして、その事態は口論だけに止まらず、更に悪化し、最悪の状態になった。彼は、ただ気がおかしくなっただけではなかった。なんとニッカーソンは、彼女に鋭利な物を向けてきたのだ!

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子供達は安全だった

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16-pizza-hut-rescue-kids
Light Yagami/Pinterest
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シェリルとイーサンには、3人の子供がいた。26歳の男性がシェリルを追い込もうとしていた時、子供たちは学校にいたのだ。しかし、彼は彼女の携帯電話まで奪っていたので、この危険な状況をどこにも連絡する術がなかった。

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シェリルは、イーサンの手中におり、彼女ができることはほとんどない。戦うか逃げるかの選択を迫られ、3児の母である彼女は、必死にこの危険な状況から抜け出す方法を考え始めた。一体、この危険な状況から逃れるにはどうしたらいいのだろうか?

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父性に訴えかける

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school yard pick up
Richard Chivers/View Pictures/UIG via Getty Images
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このような状況に陥った時、あなたならどうするだろうか?彼女は、とっさにシェリルの母性本能が働いて、ニッカーソンの父親意識に訴えかけようと考えた。それが今のところの彼女の最良の選択肢だったのだ。

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シェリルは、イーソンに学校から子供たちを迎えに行かなければならないと伝えた。その言葉は、危険な物を振り回している彼を落ち着かせるのに十分な言葉であることを願っていた。何故なら、彼が子供たちのことを気にかけていることも知っていたからだ。

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子供達を迎えに行く

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line of traffic in florida
Angel Valentin/Getty Images
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彼女が願ったことで、イーソンは彼女が子供たちを迎えに行くことに同意したが、そこには条件が一つあった。それは、この一連の行動に彼が全て同行することだった。つまりは、途中で警察に行って話すことはできないと言うことだ。

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彼らは、家から学校まで一緒に出て車を運転したが、車に乗っている間は信じられないほど静かだった。そして、迎えに行った子供たちも何も疑っていなかった。まさか父親が母親を危険な状況に陥らせていることとも知らずに・・・

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少ない選択肢

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mother and son pizza rescue
Light Yagami/Pinterest
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家族全員が家に戻ってきた今、シェリルは以前よりも困難な状況になったことに気づいたのだ。数時間前までは彼女だけだったが、今は子供たちのことも心配しなければならない状況になってしまったのだ。

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彼女は、子供たちを迎えに行く途中に誰かに助けを求めることもできず、携帯電話もいまだに奪われたままだった。彼女は、子供達の誰かが傷つく前に何かしらの行動を起こす必要があったのだ。

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慎重に一歩ずつ

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Pizza to the rescue
illustration by Joe Raedle/Getty Images
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この事態をあまり長引かせたくなかった。だからこそ、シェリルは、パニックになりながらも必死に考えた。そして、彼女はまた彼の父性に訴えかけることにしたのだ。

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彼女は、"子供たちがお腹を空かせている "と言った。そして、"ピザを注文しましょう。"と伝えたのだ。彼は、父親としての感情は失っていなかったようで、この要求を断るはずもなかった。自分の子供がお腹空かせた状態でいるのは避けたかったのだろう。

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ピザ屋の注文

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pizza hut save
Jeff Schear/Getty Images for Pizza Hut
Jeff Schear/Getty Images for Pizza Hut
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このアイデアは、少し奇想天外に思えるかもしれないが、結果的にはうまく行くことになるのだ。イーソンも、彼女の申し出を少し疑っていたようだが、彼自身もお腹が空いていたのだろう。

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しかし、ピザを注文するには携帯が必要だ。しかし、彼は彼女から目を離したくない。そこで、提案されたのが、彼女の携帯のピザ屋のアプリだけを開いて、注文させる方法だった。どこまでも用意周到な人だった。

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方法を考える

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the pizza hut app on a phone screen
Yu Chun Christopher Wong/S3studio/Getty Images
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イーソンは、”君が何を考えてるかは、わかってる。携帯電話を取り戻してすぐに警察に電話して助けを求めるのだろう”と言ってきた。しかし、この状況からそんな単純な話がうまく行くはずがない。この会話をしている間もずっと彼は彼女に鋭利な物を向けたままだった。

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切羽詰まった彼女のこの状況を変えるのは、この一手しかない。しかし、どうやってピザを注文するだけでこの状況を変えることができると言うのだろうか。事態は、深刻になってきた。何か天才的なアイディアはないだろうか・・・

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細心の注意を払って

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pizza-hut-app-01
Light Yagami/Pinterest
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もしこれがほんの数年前に起こっていたら、シェリルは運が悪かっただろう。幸いなことに、現在の技術では、人々が空腹に襲われたときにいつでも自分の携帯電話から食べ物を注文することができる。あなたがピザ屋のアプリ上で注文を行うとき、何か特別な注文や具体的な指示を含む場合は、コメントを残す機能があります。

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この機能を見た瞬間、すぐに彼女は何をしなければならないかを知っていた。どうにかこの機能を彼に気付かれずに、うまく活用しなければいけない。これが彼女の唯一の生命線になっているのだ。果たして、彼女は何をしようとするのだろうか?

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警察に連絡を!911!

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the pizza hut receipt says
Light Yagami/Pinterest
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シェリルは、いつものように注文を完成させた。ただ一つ、彼女はピザハットの親切な人たちに願いを込めて特別なメッセージを入れていた。

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ラージサイズのペパロニピザの注文以外に、彼女は「助けてください。911を呼んでくれ "911hostage help!"と付け加え、運命が彼女を救ってくれるのを待ったのだ。ピザ屋の店員は、この事態に気付くのだろうか。

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呆気にとられて

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pizza hut guys were suprised
Miguel Candela/SOPA Images/LightRocket via Getty Images
Miguel Candela/SOPA Images/LightRocket via Getty Images
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ピザ屋に、彼女の注文が届いた。そして、このメモ書きを見た従業員は、事態をいまいち信じられていなかった。一方、シェリルは、まだ家にいてただ物事が解決されるよう願うしかなかった。彼女の子供たちのためにも、この事態が無事に終わることを願っていたのだ。これが彼女の最後の希望だった。

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そのピザ屋では、注文を表示したコンピュータの画面の周りに従業員が皆、集まった。みんなこのメッセージを見ていた。 "助けてください "なんて言葉、マネージャーのキャンディ・ハミルトンは、28年間の勤務で 一度も見たことがなかったのだ。おそらく、こんな言葉を見た事のある人の方が少ないのではないだろうか。

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待機ゲーム

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looking out the window waiting for police
Light Yagami/Pinterest
Light Yagami/Pinterest
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ピザ屋の従業員が注文に書かれていたメッセージを見て身を寄せ合っている間、本当の戦いがトレッドウェイ家では続いていた。彼女は家で辛抱強く窓の外を見つめて待っていた。

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彼女のメッセージが届いたかどうかを心配して、不安は雷雨の中の稲妻のように襲ってきた。もし、彼らがそれを冗談だと思っていたら?子供たちの中にはイタズラをする子も多いので、無視された可能性もある。

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この言葉を信じることに

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employee discusses pizza save
Light Yagami/Pinterest
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トレッドウェイ家は、そのピザ屋の常連だった。その事実が、彼女を助けるのに最も重要なことだった。従業員は彼女が誰であるかも知っていたし、彼女悪ふざけをするような人ではないことをよく知っていたのだ。

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"私たちは、驚きはしたが疑問に思わなかった 。"とキャンディは言った。"私たちはすぐに911に電話しました。" もし、彼女が頻繁に注文する仲ではなかったら、物事は違った方向に行っていたかもしれない。時には物事が知らないうちにあなたを助けることもあるようだ。

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自宅に向かう

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the police are coming
MICHELE EVE SANDBERG/AFP/Getty Images
MICHELE EVE SANDBERG/AFP/Getty Images
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ピザ屋の店員達は、この言葉を信じ、ついにこの恐ろしい状況が警察に通報された。通報を受けたハイランド郡保安官事務所は、カーティス・ラッデン警部補と副保安官を派遣した。

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彼らは、トレッドウェイの家に向かい、いざという時のために準備をした。到着すると、彼らは外に車を駐車した。必死に窓の外を見ていたトレッドウェイは、パトカーが家の外に停まってくるのを見て、おそらくいても経ってもいられなかっただろう。

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ついに安堵の瞬間が

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the pizza hut rescue crisis unfolds
Highlands County Sheriff's Office/Facebook
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警察が見えた瞬間、シェリルは開放感と安堵の気持ちに一気に襲われた。それはピンと張っていた緊張の糸が途切れる寸前だった。しかし、自分が安心するよりも前に、彼女は子供達を安全な場所に素早く移動させるのが先だった。

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果たして、この後二人はどうなるのか。完全に移動するまでまだ安心はできない。私たちは、この後の展開をまだこの時点では知る由もなかったのだ。

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ついに自由に?

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an officer discusses the case
Highlands County Sheriff's Office/Facebook
Highlands County Sheriff's Office/Facebook
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時間は刻々と過ぎていた。シェリルは、すぐにでも行動を起こす必要があった。そして、 彼女が自分の手で問題を解決しようと決めたのは、その時だった。 彼女は 一番下の子供を抱き上げて、外に逃げ出したのだ。

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他の2人の子供たちは、まだ危険な彼と中にいる。咄嗟の判断だったが、この時点では、彼女が他にできることは見当たらなかった。最初に末っ子を救うことを選んだのは、賢明な判断ではあったが...

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交渉を続ける

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the rescue team comes up with a plan
Light Yagami/Pinterest
Light Yagami/Pinterest
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その時は気づかなかったが、シェリルたちは本当に幸運だった。彼女はラッデン中尉の交渉力を知らなかった。彼の輝かしい実績を見れば、イーソンを説得するのは簡単なことだったのだ。

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ラッデンは、彼のキャリアを通じて、今まで多くの人を説得してきた。彼はこの仕事が好きだったし、それを楽しんでいた。彼は確かに鋭利な物を持っていたが、周りの子供たちと一緒にいるところを見る限り、子供に手を出す様子はなさそうだったのだ。

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話を続ける

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pizza hut rescue safe baby boy
Light Yagami/Pinterest
Light Yagami/Pinterest
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警察は、イーソンを確保し、鋭利な物をすぐに奪う必要があった。シェリルが後悔するような結果になってはいけないのだ。

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20分後、ラッデン中尉は男を見つけ出した。イーソンは鋭利な物を床に落とし、降伏することにしたようだった。すぐに他の2人の子供たちは安全な場所に確保することができ、彼らは母親と無事に再会した。全てはうまくいったのだ。

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母親の賢明な判断 その1

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a squad car and the hostage taker
Light Yagami/Pinterest
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イーソンが降伏して、子供達は母親の元に戻り、安全な状況が確保された。シェリルの咄嗟の機転で、ピザ屋のアプリに助けを求めたのは、賢明な判断だった、と警察官達は褒めた。

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おそらく、彼女は母親としての気持ちがこのような賢いアイデアを生み出したのだろう。携帯をとられても、危険な状況に陥っても、彼女は決して諦めず自分たちが救われる方法を探したのだ。

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母親の賢明な判断 その2

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the hostage rescue was successful thanks to pizza hut's app
Joe Raedle/Getty Images
Joe Raedle/Getty Images
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正直、多くの人がもし同じような状況に陥ったとしても、このようなアイデアを即座に思いつくことはできないだろう。ピザ屋のアプリを使用して、助けを求めたことは、本当に賢い判断であり、ピザ屋のマネージャーにも多くの人が賞賛の声をあげている。

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そして、ピザ屋のマネージャーは "この状況のヒーロー "だった、とシェリルは言った。彼女は、その言葉を無視せず、普段からの信頼関係を頼りに行動に移した。この二つの行動が繋がったので、今回の映画のような事件は、何事もなく終わったのだ。