自分の敷地を横切る人たちに悩まされる男性、ある素晴らしい復讐劇を思いつく
トーマス・ライオンズは、アメリカンドリームを叶え、大きな庭付きの家を購入し、家族と暮らしていました。ところが、この家の敷地を横切る人がたえず、困ってしまいます。
通行人に自宅の敷地に立ち入らないようにお願いしてみたものの、うまくいきません。そこでトーマスは、誰も予想だにしなかったある計画を実行に移します。
トーマス・ライオンズとアメリカンドリーム
トーマス・ライオンズは、初めてとなるマイホームを購入し、ワクワクしていました。ベッドルームが３つと広大な庭がある美しい家です。
広々とした庭で、子どもたちは走り回り、奥さんはガーデニングを楽しめます。
自慢は、芝生が広がる庭
家ももちろん素敵でしたが、トーマスが一番うれしかったのは、自分が手入れをして、緑があざやかな芝生を手に入れられることでした。
ところが、町の人たちにとっては、そんなことはどうでもいいようでした。
芝生を横切る人たち
新しい家に引っ越して間もなく、トーマスはとても不思議なことに気づきました。
庭を横切って、歩道の片側からもう片側へ、ちょっとした近道をする人たちがいるのです。
何とかしなければ…
もし毎日それほどたくさんの人が自分の家の庭を横切るのでなければ、正直、トーマスもそれほど気にはならなかったことでしょう。
しかし、あまりにも多くの人が日常的に庭を行き来していたため、何とかしなければならないと思いました。
カメラを設置することに
まず、自分の庭を近道にして横切っている人の数が多いように感じられるけれど、実際はどうなのか、その人数を把握しようと思いました。
そこでトーマスはカメラを設置し、人を数えることにします。
30人の歩行者、自転車に乗った人が8人、ベビーカーを押す人2人
なんと1日に30人もの歩行者と、自転車に乗った人が8人、そしてベビーカーを押した人が2人、トーマスの家の芝生を横切っていたのです。
すぐそこに歩道があるのに、信じられませんでした。
芝生の一部、草が育たず
トーマスの庭は毎日のように人々が横切るため、そこの部分だけ草が生えていない状態に なってしまったのです。
これはトーマスと家族の夢のマイホームです。それを台無しにされるのを黙って見ているわけにはいきません。
最初の解決策：通行人にお願いをする
そこで、トーマスは礼儀正しく、自分の家の芝生を横切らないよう人々にお願いすることにしました。
しかし、うまくいきませんでした。トーマスのお願いは無視され、人々は相変わらず芝生を横切り続けたのです。
友人、フェンスの設置を勧める
トーマスは友人にこの問題について話したところ、フェンスを作ることを勧められました。
確かに素晴らしいアイデアでしたが、フェンスの資材や設置までの時間、そしてトーマスが住む町に提出しなければならない書類作成などを考えると、あまり現実的ではない選択肢のように思えました。
フェンスの設置は難しい
フェンスを設置するのは難しいので、別の解決策を考えなければなりません。
日が経つにつれ、トーマスは自分の庭を歩道のように使う失礼な人たちを見るにつけ、苛立ちを覚えるようになりました。
計画を実行に移し始める
芝生を横切る人たちを見ながら、トーマスは芝生を守り、かつ、失礼な人たちに仕返しをするために、ある計画を立てました。
そこでカメラを用意し、計画を実行に移すべく取りかかりました。
最初に：動作感知センサー
まず最初に、庭にセンサーを設置し、何かの動きを感知すると警報が鳴るようにしました。
それからトーマスはただ座って、すべての成り行きを見守ることにしました。
トーマス、期待に胸を膨らませる
明るいうちに、最初の人がトーマスの芝生を横切ろうとやってきました。
この時、これから何が起こるかを知っていたトーマスは、怒ることなく、笑顔で見守っていました。
警報音、鳴り響く
その人が芝生を横切ると、センサーが作動して警報音が響き渡りました。
これでもまだ、通行人が芝生から出て行かなかったとしても、トーマスが仕掛けた次のものは間違いなく効果的でした。
次は：スプリンクラーが作動
警報が鳴り響いた後、なんとスプリンクラーも作動したのです！トーマスは水量を最大レベルに設定していたため、芝生を横切る通行人は冷水をびっしょりと浴びることになるのです。
トーマスは、女性が叫びながら逃げるのをじっと見ていました。
女子中学生、帰宅中に庭を横切る
トーマスの仕掛けにかかったのは、この人だけではありませんでした。
次にスプリンクラーにかかったのは女子中学生のグループで、庭を横切ったために水浸しになり、悲鳴をあげながら逃げていきました。
トーマス、TikTokに動画を投稿
トーマスは、きゃーという悲鳴や叫び声をカメラで記録できたことに、満足していました。
そこで、自分のアイデアと動画をTikTokに投稿しました。
「そんなにカッカするなよ！」
動画を見て面白がっている人も多い一方、トーマスのやり方を批判する人もいました。
ある人などは、「たかが数人が歩いているだけじゃないか。そんなにカッカするなよ！」とコメントしました。
仕掛けの是非をめぐって議論が白熱
もちろん、トーマスは我慢するつもりなどありませんでした。つまるところ、この人たちは庭に不法侵入しているのですから。
トーマスを擁護してこうコメントする人もいました。「庭を横切っているのは1人や2人といったものじゃなく、毎日それこそたくさんの人が通っているし、芝を直すのもお金がかかるんですよ。特に、家と庭の外観をそれなりにしておかなければならない地域に住んでいるとね。」
「仕事の方が大切…」
ある人は「バスに乗り遅れないように急いでいる身からしたら、一刻一秒を争ってるんだ。よその芝生なんかよりも仕事の方が大切だからね」。
しかし、トーマスはそれに対して、的確な返答をしています。
「弁解の余地はない」
トーマスはこう返しています。「それなら5分前に出ればいい。弁解の余地はない。」
「たった15メートル先に歩道があるのに、自分の庭を横切らせろって？？そんなバカなことがあってたまるか。」
法的な面からも
そのとき、「彼は訴えられる可能性がある」という、至極まっとうな指摘をした人がいました。
コメントにはこうありました。「誰かがあなたの敷地内で怪我をした場合、その怪我をした人はあなたを訴えることができるのです。とても単純明快なことです。このため、敷地の所有者には、自分の敷地に人を入れないようにする権利があるのです。」
何百万回も再生される
トーマスの動画は何百万回と再生さ れました。幸い、敷地を横切る人の数は少なくなりました。
ようやく、人の敷地、特にトーマスの敷地を横切ってはいけないと理解したようでした。さもなければ、冷たくびっしょりになってしまうのですから。
